8月15日、ベルギーの街で恒例行事となった巨大オムレツ作りが行われた(THYS/AFP/Getty Images)

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 ベルギーの小さな町マルメディで15日、毎年恒例行事の巨大オムレツ作りが催された。使用された卵は6500個で、地元民や観光客ら1000人が参加した。しかし、欧州では殺虫剤で汚染した卵の流通スキャンダルが巻き起こっている最中で、参加者は例年と比べると、ずっと少なかった。

 欧州食品安全当局は7月、流通している卵が殺虫剤「フィプロニル(Fipronil)」 により汚染しており、人体に害を与える可能性があると警告した。ベルギーは、卵の汚染について同局に最初に報告した国。

 「殺虫剤汚染の卵」は14カ国で報告されている。この騒動により、数百万個の卵が欧州各地のスーパーマーケットで撤去され、オランダでは150もの養鶏場が一時閉鎖した。

 今年のマルメディの巨大オムレツ作りには、1000人近くが参加。しかし、昨年の参加者数が7000人だったのと比べると、行事を知る人にとって、ずっとわびしく感じさせただろう。

 今回の行事は、「世界巨大オムレツ協会」の支部が22年前に始めた。90年代、鶏と卵に対するダイオキシン汚染の風評がめぐった時期でもあり、これを払拭する狙いもあった。

 主催者側は、今年の卵スキャンダルの影響を考え、使用する卵の量を例年の卵1万個から6500個に減らした。直径4メートルの巨大なフライパンで、大量の溶き卵とベーコン、ハーブが流し込まれる様子は壮観。振舞われたフワフワのオムレツに、参加者は舌鼓を打った。主催者は、卵は地場産であり、安全保証の札付きだと主張している。

(翻訳編集・佐渡道世)