14日、韓国・中央日報が、世界各国を「チマチョゴリ」と呼ばれる韓国の伝統衣装・韓服姿で旅する「韓服オタク」について報じた。写真は韓服姿の女性たち。

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2017年8月14日、韓国・中央日報が、世界各国を「チマチョゴリ」と呼ばれる韓国の伝統衣装・韓服(ハンボク)姿で旅する「韓服オタク」について報じた。

大学で就業コンサルタント講師を務める女性クォン・ミルさん(38)の名刺には、「講師」のほかに「韓服旅行家」「韓服文化ソムリエ」「韓服オタク」「韓服文化活動のコラムニスト」など、「韓服」にまつわるさまざまな職業が併記されている。

実際に、クォンさんはこれまで13カ国63都市を韓服姿で旅行している。きっかけは2013年。あるインターネットコミュニティーの会員同士で「たんすの中の(にしまってある)韓服を着よう」というテーマで集まる機会を設けたことから、その後のクォンさんの日常が変わった。

最初の「韓服旅行」の挑戦はイタリアだった。海外では外国人が「どこの国の服か」と興味を持ってくれたものの、当初は「目立ちたがり屋」と言われたり、「韓服で歩くのは不便では?」と何度も聞かれたりしたそうだ。しかし韓服での旅行は「思ったより楽だった」ようで、その後はなんと、韓服を着て韓国最高峰の漢拏山(ハルラサン)登山やネパールの雪山トレッキングにも挑戦した。

現在、クォンさんが持っている韓服は70〜80着ほどで、伝統韓服、生活韓服など種類もさまざま。クォンさんは「毎朝、韓服を着るたびに癒やされる。忙しい社会であえてアナログな韓服を着ることにこだわっている。複雑で面倒だが、ゆっくり集中する時間が好き」と韓服愛を語った。

韓国では最近、古宮などを韓服で歩く観光が流行しているが、その一方、韓服レンタル店が伝統とは懸け離れた韓服を扱うことに賛否の論議も起こっている。これについてクォンさんは、「まずは若い人たちが『韓服を着たい』と思うようになったことが肯定的な合図」だと話した。

このクォンさんの姿に、韓国のネットユーザーからは「私と同じことを考えて、しかもそれを実践している人がいるなんて。応援します」「韓服を着ると見た目が30%ほどきれいになる効果があるんだって!。日常的に韓服が着られる日は必ず来ると思う!」と称賛コメントが寄せられる一方で、「これはない」「目立ちたがりだと思う」「ご先祖様に失礼。宮殿で着る礼服と外で着る服は区別されていた。朝鮮民族は貧しいけど礼儀があったはず」「何を持って韓服と呼ぶの?。今、韓国で作られ着られている服はみんな韓服では?」など批判の声もみられる。

特に、相応の装備で登るべき数千メートル級の高山でのトレッキングを挙げて「服はTPOに合わせて着るもの」「トレッキングする人への冒涜(ぼうとく)。国際的に恥ずかしい」「韓服愛はいいけど、トレッキングは専用の服と靴が安全」「スカートは危ない」など注意喚起するユーザーも多くみられた。(翻訳・編集/松村)