先日行われたDFBポカール1回戦ヴルツブルク戦にて、アレクサンダー・ヌーリ監督から「とてもいいプレーをしてくれた。アシストを記録したし、精力的にプレーしていたね」と賛辞を受けた選手の一人がフロリアン・カインツだ。「彼にはもっと勇気をもってシュートにいって欲しい。いい右足を持っているのだから」

数週間前まで、カインツはヌーリ監督が採用する3-5-2システムで居場所を見出せない存在とみられていた。それは同システムでは本職のウィングが存在しないためであったのだが、「でも監督はたくさんのポジションで僕にチャンスをくれている」とカインツはコメント。右サイドのみならず、2トップの一角やCMFとしても出場機会を得ている。

「いま僕は脂の乗った年齢にあるし、昨年秋は失望を抱えていたけどそこから巻き返しをはかった。今はとにかくプレーしたいと思っているし、主力選手というところまでかなりせまっていると思う。まだ改善ポイントはあるけれど」

だが開幕戦では出場停止にあり、今夏の準備期間では順調に過ごしてきたフィン・バルテルスが先発復帰を果たすことになるだろう。そのためカインツとしては今回は、ゴンドルフとともにCMF争いをするか、もしくは期待は薄いが右サイドでのチャンスを待ちわびることになるだろう。

その点でみれば、カインツが言うほどに主力選手の座には近づいていないかもしれない。だがそのポリバレントさから、チームにとって大きな存在となる可能性がある、そのことは確かだ。