インド北部のラダック地方にあるパンゴン湖(2014年7月5日撮影、資料写真)。(c)(c)NurPhoto/Creative Touch Imaging Ltd

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【AFP=時事】中国とインドの国境地帯をめぐる両国の対立がこう着状態に陥る中、両国の軍隊がヒマラヤ山脈(Himalayas)の係争地で小競り合いを起こしていたことが分かった。インド当局が16日、明らかにした。

 インドの国防当局者によると、観光地として名高いラダック(Ladakh)地方のパンゴン湖(Pangong Lake)付近で15日、中国軍兵士らによる投石があった。また中国兵が2度にわたってインド領内へと侵入しようとし、インド兵に押し戻されたという。

 匿名を条件に取材に応じたこの当局者は、「ささいな出来事があった。中国側から投石があったが、事態はすぐに鎮静化した」と語った。当局者によると、中印両軍がそれぞれの陣地に撤収し、小競り合いは終わったという。

 ラダック地方があるインド北部ジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)州の警察当局によると、中印両軍が実行支配線(LAC)付近で小競り合いを起こすのは比較的よくあることだという。

 一方、中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官はこの件については承知していないとしたものの、「中国の国境部隊は常に中印国境における平和を維持することが義務付けられている」と説明。また、「われわれは常に中国側の境界線付近を巡回しており、またインド側には境界線と両国間で定めた関連協定を順守するよう求める」と語った。

 パンゴン湖一帯はチベット高原に位置し、高度は4000メートルを超える。
【翻訳編集】AFPBB News