中国は、北朝鮮産の地下資源と海産物の輸入を全面的に禁止する措置を取ることを発表した。

中国商務省は14日、海関総署公告2017年第40号を公表し、国連安保理の制裁決議2371号を執行するために、対外貿易法に基づき、15日から北朝鮮産の鉄、鉄鉱石、鉛、鉛鉱石、海産物の輸入を全面禁止し、既に到着しているものについても9月5日午前0時からは通関の手続きを受け付けないと発表した。

ただし、北朝鮮の羅津(ラジン)港を経由して中国に輸入された、他の国の産品であるとの立証が国連の制裁委員会に対してなされたものは例外とするとしている。

この公告には、制裁決議に含まれている北朝鮮労働者の新たな雇用を禁じる項目は入っていない。しかし、中国当局は非公式ながら、今年6月から北朝鮮労働者の受け入れを段階的に制限する措置を取っており、吉林省延辺朝鮮族自治州の工場では北朝鮮労働者の雇用契約更新がなされない事態となっている。

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今回の公告の発表には、北朝鮮に甘いという国際社会からの批判をかわし、制裁を着実に実行しているところをアピールする目的があると思われるが、実際にどれほど厳格に実行されるかが注目される。