中国人民解放軍空軍の兵士ら、中国・湖北省で(2017年7月30日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】中国人民解放軍(People's Liberation Army)の幹部に新たな「敵」が出現したようだ。国内で大ヒットしているスマートフォン向け対戦型ゲーム「王者栄耀(King of Glory)」だ。若い兵士らがゲームに夢中になり過ぎて実際の戦闘に悪影響を与える可能性があると懸念されている。

 人民解放軍の機関紙は「見逃せない安全保障上のリスクがあるのは確実だ」と指摘。「このゲームは常に注意力を必要とするが、兵士の任務はすべてが不確実だ。緊急の任務でゲームを止めても兵士の意識がゲームにとどまっていたら、任務の間、上の空になる恐れがある」と警鐘を鳴らしている。

 機関紙によると、ある宿舎で兵士のほぼ全員が週末の間にこのゲームをしているのを軍の将校らが見つけ、懸念するようになったという。ゲームがすぐに禁止される計画はないが、兵士に「科学的なガイドライン」が示されるべきだと同紙は伝えている。

 1日あたり最大8000万人がプレーする王者栄耀については、中国政府も長時間にわたりゲームをする子どもや10代の若者への影響について懸念を深めている。

 王者栄耀を提供するIT・ネットサービス企業テンセント(Tencent)は先月、国内でのあまりの人気ぶりに「子どもたちの健全な成長のため」プレー時間を1日1〜2時間に制限すると発表した。
【翻訳編集】AFPBB News