8月15日放送のバラエティ「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で「議員の妊娠は職務放棄か」というテーマが取り上げられ、経済評論家の勝間和代さんが「論外だ」と猛反発した。

番組では、妊娠を報告した鈴木貴子衆議院議員に「任期中の妊娠はいかがなものか」「辞職すべきだ」などという声が寄せられているという朝日新聞の記事が紹介された。

「マタニティハラスメントなんですよ、まさしくイジメ」

女性議員に対するこうした批判は今回が初めてではない。7月に行われた都議選でも妊娠中だった都民ファーストの会・後藤奈美氏が出馬し当選したが、同様の批判があったという。

勝間さんは、日本の女性議員比率が10%程度であることを挙げ、「なぜこんなに低いかというと、こんなこと言われるからですよ」と憤りを顕わにした。

「誰がこの状態で女性議員になりたいんですか。マタニティハラスメントなんですよ、まさしくイジメですよ。なんでもいいから揚げ足取れることがあったら、若い女性が議員をやっていることが心の底で悔しいから(批判している)」

政府も「女性進出」を謳っているが、2016年の各国議会の女性進出に関する調査で日本は、193か国中163位。世界平均の23.6%を大きく下回る9.3%だった。前回の156位からさらに順位を落とし、G7の中では最下位となっている。

しかし作家の立花胡桃さんは「批判されるのも分かる」とコメント。立花さんは、「妊娠って病気じゃなくて本人たちがある程度、調節できること」とし、

「妊娠中って流産する可能性もあるし、体調が安定しないから本人が控えるべきところはあるんじゃないかな、とも思うんです」

と指摘した。

島田弁護士「鈴木議員に投票していない人が批判する意味が分からない」

これに対して勝間さんが「(鈴木衆議院議員も後藤都議会議員も)31歳なんで、控えてたら間に合わなくなりますよ」と言うと、立花さんは再び

「そうしたらお子さんが生まれてから議員になられてもよかったんじゃないかなって。税金を貰っている立場だからこそこういう批判が出る。(略)昔学校の先生が担任の期間中に妊娠して批判されたこともあったんですよ」

と反論した。

しかし勝間さんは、国会議員に育児に関連した制度がないことから「産休育休制度を作ればいい。その期間は無給とか何割減にするとか」と提案。これに立花さんは「そういうことなら」と納得していた。

島田さくら弁護士も、勝間さんに同意していた。ただ鈴木議員に投票した人が「これからバリバリやってくれるんだ、と思っていたから残念だ」と思う程度なら分かる、というが、

「それ以外の人たちは批判する意味もわからないですし、女性が子どもを産んでどんどんいい政策をやっていってくれるかもしれないし、そういった部分ができない社会がよくないと思う」

と語っていた。