レアルサポーターがC・ロナウドの処分に怒り 第2戦で抗議行動を展開と地元紙報道

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ロナウドの5試合出場停止処分にレアルサポーターも怒り

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、13日のスペイン・スーペルコパ第1戦で退場処分を受けた際に、主審を手で押したことで5試合の出場停止処分を科された。

 この判定に憤慨したレアルサポーターは、本拠地サンチャゴ・ベルナベウでの第2戦で、白いハンカチを振り回す恒例の抗議行動をレフェリー陣に対して展開するという。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 ロナウドはバルセロナと対戦した第1戦の後半35分、2-1の勝ち越し弾を決めた後のゴールパフォーマンスでユニフォームを脱ぎイエローカードを受けると、その2分後にはペナルティーエリア内でバルセロナDFサミュエル・ウムティティと交錯して倒れたプレーがシミュレーションと判定されて2枚目のイエローカードを受け、退場処分となった。その際に、ロナウドが主審の背中を押したことで追加の出場停止処分が科された。

 その後、ジネディーヌ・ジダン監督や同僚たちはロナウドの処分を巡って異議を唱えたが、サポーターの想いも同じようだ。レアル寄りで知られる「マルカ」紙は、「スタンドのファンも同じ怒りを感じている。特に、バルセロナ戦で相手が利益を手にすることが起きるのは初めてではない」と指摘している。

白いハンカチを振って主審にアピールか

 バルサ有利の判定に納得がいかないレアルサポーターは、抗議行動に打って出るという。レアルが不甲斐ないプレーを見せたり、監督や会長の退陣を迫る際、白いハンカチをぐるぐると振って抗議の意思を示すが、第2戦を裁くホセ・マリア・サンチェス・マルティネス主審に対して、同様の行為でアピールしていくつもりだという。

 サンチャゴ・ベルナベウで行われるクラシコでは、ただでさえ審判団にレアルサポーターから強烈なプレッシャーがかけられるが、この試合ではロナウドの背番号である前半7分に白いハンカチがスタンドで高速回転すると報じられている。マルティネス主審らレフェリー陣にとっては、難しい状況のなかでの手綱さばきが求められそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images