就活スタイル編集部

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「就活中ってみんなバイトはどうしているの?」「どうせバイトするなら、就活に役立つ仕事がいいな」など、就活中のバイトについて考えたことのある人も多いのではないでしょうか。実際、就活をする際のバイトは、2つのポイントでとても重要となってきます。気になるその2つのポイントと、バイト経験を面接でアピールするときの方法を徹底解説していきます。就活をこれから迎える方、バイト先を検討している方はぜひ参考にしてみてください!

■就活中のバイト事情

就活をする際にバイトについて考えるポイントは、「就活中にバイトを続けるかどうか」「就活に生かせるバイトの経験があるかどうか」という2点です。まず1つ目のポイントである就活中のバイトについてご説明していきましょう。

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結論から申し上げると、就活中は頻度を減らして働き続ける人が多いということです。理由としては下記のようなものがあります。

・就活でかかる費用を稼ぐため
・一人暮らしで生活費を稼ぐため
・就活のリフレッシュとして
・自由に使えるお金が欲しいため
・責任感があるから

就活をする際には交通費、ランチ代、空き時間に入るカフェ代、スーツやバッグ、靴などの就活グッズ購入など、さまざまな出費がかさみます。思っていたよりもお金が必要な場合があるため、就活でかかる費用をバイトで稼ぎながら就活を続けている人も多いのです。また、親から援助を受けずに一人暮らしの家賃や光熱費、食費などを稼ぐために働いている人もいます。バイトを辞めてしまうと生活が立ち行かなくなるため、辞められないという場合は続けざるを得ないですよね。

バイトに責任感を持っている場合、辞めてしまうと迷惑がかかってしまうという理由で継続する人もいますまたは、就活のリフレッシュとしてバイトをするという方や、お小遣いがほしいためにバイトを継続する方も。人それぞれの理由がありますが、状況が許すようであれば、時期や曜日を検討して働くようにするのがおすすめです。

ただし、説明会に参加ができなければ次の選考に進めない、といったケースもありますので、バイトを優先しすぎることがないように注意しておきましょう。特に商社や金融など学生に人気の業種や大手企業の場合は、説明会の日程や選考通過後の面接日程が即時に埋まってしまうということもあるので、気をつけたほうがよいでしょう。

◯できる対応策

・就活時期までのお金を貯めておく
・バイトを入れない時期を決めておく
・土日などの休みにのみ働く

交通費や外食費などを考えて、ざっくり計算しておくのがおすすめです。概算費用をもとに無理のない積み立て貯金などをして準備をしておきましょう。

就活中にバイトを続けたいと思っていても、正式に情報解禁になった3月以降はエントリーシート提出、面接対策や面接の本番などで非常に多忙なスケジュールとなります。バイトを優先してこれから40年以上働く仕事をないがしろにしてしまうことがないように注意しましょう。できれば情報解禁の少し前の時期から休む、もしくは辞めるのがおすすめです。

もしどうしても継続しなければならない事情がある方は、その企業の営業日を確認し、連絡がかかってくる可能性が低い休日をバイトの時間にあてるようにしましょう。そうすれば「連絡が来ているかも!」と焦ることなく、バイトを続けることができます。もしくは業務時間に関係がない早朝だけ、夜だけなど時間帯に工夫をして働くのもいいでしょう。

■就活に生かせるバイトとは

もう1つの項目である、就活に生かせるバイトについて解説していきます。基本的にはどんなバイトでも一生懸命成果を上げるように働いていれば、就活に生かせるはずです。バイトとはいえお金をもらって働いているわけですから、バイトでも正社員でも同じプロ。大前提としてその認識を持って仕事をすることが大切です。

心構えがわかったところで、バイトの選び方についてご紹介していきます。就活に生かせるバイトの選び方は大きく分けて2つあります。

・将来就きたい業種、職種があれば、そのバイトを選ぶ
・就きたい仕事がなければ興味がある分野の仕事を選ぶ

もともと自分が興味を持っている業界があるのであれば、その業界のバイトをするのが一番。その理由は2つあります。

・自分に向いているかの判断ができる
・業務に慣れているので早く戦力化する

学生の間は社会をあまりよく知らないため、イメージ先行で仕事選びをしてしまう傾向があります。しかし、「実際に働いてみるとイメージと違った」ということがよくあります。就活で成功して無事新卒で入社しても、早期に退職してしまう方が多いのはこの理由によるものが多いのです。そうならないためにも、自分に合っているかどうかを判断するため、やりたい仕事にバイトとして入るのがおすすめです。

もう1つの理由はバイトでも実務経験があるため、戦力化のスピードが早まることが大きなメリットとなるからです。経験者を期待していない学生の中で、実務経験がある学生が来れば企業側も喜ぶのは当たり前ですよね。

反対に、もしやりたいことが決まっていなければ対応力やコミュニケーション能力、チームワークを発揮する仕事を選ぶのがおすすめです。社会人としての振る舞い、敬語などが身につくのはもちろん、仕事にも生かせる能力が身につくため、ほしい人材だと思ってもらえる可能性があります。では次に、具体的に就活に生かせるバイトの例を紹介していきましょう。

◯実際の業務に生かせるバイト

<オフィス系職種(営業、事務、広報など)>

オフィス系のバイトはそこまで数が多くないですが、募集を出しているケースもあります。営業であれば傾聴力、プレゼン能力、交渉力、顧客に対しての振る舞い、成績の上げ方が身につけられます。

事務であれば請求書や契約書などを扱った経験、仕事の正確さ、電話応対、顧客対応などさまざまな能力が磨かれるでしょう。広報などの仕事でも、POP作成、ディスプレイの管理、広告のオーダー、PR企画の経験などをアシスタントとしてでも経験していれば、広報に必要な能力を身につけることができます。

このように具体的な仕事の流れ・やり方がわかっている人材が新卒で入ってくれれば、たとえ業種が違ってもすぐに戦力になってくれると感じてもらえます。そのため、就活でも有利な状況を作ることができるはずです。

<クリエイター系職種>

クリエイター系の職種は実際に働いてみたとき、顧客要望の調整、修正や企画変更が多くならない工夫など、学生のときのように好きなものを創作するだけとは違う状況にギャップを感じることも多いでしょう。バイトでもクリエイターとして働いていれば、仕事で求められることを把握できているはずです。この感覚を持っているだけでも非常に早く戦力化することを企業側が認識できます。

◯業務に直接関係がなくても仕事に必要な力が身につくバイト

反対に、業務に関係がないバイトで身につく能力をご紹介します。

・サービス系職種(ホテルやブライダル、配膳派遣、料亭など)
・販売、飲食系職種
・建築、土木系職種

サービス系職種では、正しい敬語、社会人としての振る舞い、臨機応変さ、幅広い年代への対応力、コミュニケーション能力。販売系では営業力、数字意識、コミュニケーション能力。土木などでは体育会系で鍛えられる上下関係のコミュニケーション、チームワーク力など、さまざまな能力が身につきます。

■面接でバイト経験を効果的にアピールする方法

直結する仕事でもそうでなくても、さまざまな能力が身につけられることはわかりましたね。次は、面接でバイト経験を効果的にアピールする方法を3つのポイントからご紹介します。

1.数字を入れる

学生がアピールするときに抜けてしまいがちなのが数字を入れることです。頑張ったことをアピールすることに終始しがちなのですが、どの程度頑張ったのかはあなたにしかわかりません。しかし、数字を入れると頑張った結果=「成果」がわかり、他人でも明確に計れる基準ができるのです。

例えば広報のバイトをしていた場合、自分が作ったPOPで売上が2倍に伸びたといえば、「効果の高いPOP作成ができる、商品の売りがわかる学生だ」という評価ができます。しかし、「自分が作ったPOPで売上が伸びた」とだけ伝えてしまうとPOPが作れる、売上が上がったことがある"らしい"学生という程度の評価になってしまいます。説得力をプラスするために数字を入れ、「成果」として相手に伝えるようにしましょう。

2.比較する

数字を入れた後は比較することが重要です。単に2倍と伝えただけでは、それがすごいことなのかどうかがわかりません。例えば、今までは売れても1.5倍程度、そのPOPを導入していないところは軒並み平均値である1倍だったなどの比較があると、どれだけすごいことか誰でもわかるようになります。以前や他と比べて、自分の成果がどうだったのかを表現するようにしましょう。

3.理由を話す

最後はその成果を出せた理由を話しましょう。どうしてそれを実施したのか、今までと異なる着眼点は何か、どうしてそう思ったのか、など行動を起こした理由を説明するとあなたの考えの素晴らしさを伝えることができます。

仕事で成果を上げるときに必要な思考回路を持っていることが面接官にも伝わりやすくなりますので、アピールする際は理由を追加して伝えるようにするとグンと説得力が上がったアピールになります。例えば接客の仕事なら、次の例文を参考に3つのポイントを意識して読んでみてください。

例)コンビニでの接客・店舗運営の仕事の場合

バイトと社員のコミュニケーション不足や人材不足により、クレームが月に平均3、4件から10件と増えてしまっていたため、2つの方法で改善を図り、月1件を8ヶ月間キープしています。改善のために行ったことは、1つ目はバイトと社員間の5分コミュニケーションを実施、2つ目は人材を獲得するために、自分たちが求人広告を作成し若者向けに変更するということを行いました。コミュニケーション不足によって起こっていた発注数の過不足を解消し、改善した広告によって人材が充足し、よりコミュニケーションを取りやすい状態となりました。

愚痴が多い環境から全員が満足して働ける状態に改善したと考え、手探りで始めたことでしたが、バイト仲間がお店をもっとよくしようと発言してくれるようになり、結果的にはお客様満足度1位という表彰を店舗で受けることができるまでになりました。

■まとめ

誰もが気になる就活とバイトの関係。就活中にバイトを続ける場合のポイントや、ここで解説した「就活に有利なバイトの選び方」「面接でバイトの効果的にアピールする方法」を知っておけば、バイト選びから就活を意識して行動することができます。就活中の方でもアピール方法を変えれば、これまでの面接とは違う好印象を変えることができるはず。ぜひ役立てて、納得できる就活を行ってくださいね。

執筆:高下真美(ナレッジ・リンクス)

新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。