中国スーパーリーグ(1部)の上海申花へ入団し、記者会見に臨むカルロス・テベス(2017年1月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)に所属する元アルゼンチン代表カルロス・テベス(Carlos Tevez)が、けがを理由に一時帰国したことについて、現地では同選手がもう中国に戻ってこないとの臆測が広がっているが、クラブはそれを否定している。

 2017年1月にアルゼンチン1部リーグのボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)から上海申花に移籍し、週給約73万ユーロ(約9500万円)という世界最高クラスの高給を得ているテベスだが、加入後の得点はわずか2得点にとどまり、さらにけがのため全体の半分しか試合に出場していない。

 こうした出来の悪さと欠場の多さから、チームのファンはすでにテベスに見切りをつけており、それがテベスは回復後も戻ってこないのではという臆測を呼んでいる。

 テベス自身もうわさに火をつけるかのように中国サッカーのレベルを批判し、移籍をほのめかすような発言をしている。4月には大一番をけがで欠場した当日にディズニーランド(Shanghai Disneyland)へ行っていたことが発覚し、ファンを激怒させた。

 クラブの広報は「彼が出ていくとは誰も一度も言っていません。12日の試合後、われわれは短い休暇に入り、チームは8月28日までオフを取ります」と話し、テベスが8月30日には中国に戻る予定だと明かしている。

 しかし、テベスにはクラブや監督と仲たがいをして、マンチェスター・シティ(Manchester City)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、ユベントス(Juventus)などを渡り歩いてきた過去がある。

 例えばシティでは、終盤の交代出場に備えたウオーミングアップを拒否し、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督を怒らせたとされている。テベスはそのままアルゼンチンへ帰国して引退まで考え、結局イングランドに戻ったのは半年ほど経ってからだった。

 すでに折り返しを過ぎた今季のスーパーリーグで、グスタボ・ポジェ(Gus Poyet)監督が率いる上海は、順位表で下から数えた方が早い11位に沈んでいる。

 テベス不在で臨んだ前週末のリーグ戦では0-5の大敗を喫し、指揮官解任を求める声も高まっているが、15日のカップ戦ではポジェ監督が引き続き指揮を執り、2部クラブから1-0の勝利を収めた。

 リーグは今週末の試合を終えた後、9月8日まで中断期間に入る。クラブは、中断期間はテベスにとってリハビリの良い機会であり、今後についてはクラブの医療スタッフとの相談のうえで決めると話している。
【翻訳編集】AFPBB News