国際化が進むにつれて、日本人と中国人のカップルも昔より増えて来ているのだろう。今回は典型的なステレオタイプである、日本人男性×中国人女性のカップル(夫婦)を軸に中国人女性の恋愛観について書いていきたい。資料写真。

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国際化が進むにつれて、日本人と中国人のカップルも昔より増えて来ているのだろう。今回は典型的なステレオタイプである、日本人男性×中国人女性のカップル(夫婦)を軸に中国人女性の恋愛観について書いていきたい。

多くの人の頭に浮かぶのは年上のお金持ちの日本人男性に若い中国人女性がくっついている、というもの。このイメージが強いため、大抵日本人男性と中国人女性のカップルは「女性はお金目当てでしょ」「中国人女性はお金が大好きだから恋愛はお金が全てなんだ」というイメージがつきまとう。

しかし私は思う。これは100%事実ではない。もちろんお金でパートナーや結婚相手を決める中国人女性はいる。お金が全てでなくても結婚する際に相手の収入などを考慮する中国人女性も、もちろんたくさんいる。恋人や夫に高価なプレゼントをねだる中国人女性もいる。

しかし、忘れてはいけないのは中国人女性の自立心である。中国人女性は働くことが当たり前である。20代でも30代でも50代でも独身でも既婚でも基本的にフルタイムで働いている。夫より収入が多く家庭の大黒柱の女性も少なくない。「妻は家庭を守る」と聞くと日本では妻は掃除や洗濯をしているイメージが思い浮かぶが、中国で「妻は家庭を守る」と言う時、その意味は「外でお金を稼ぐ」ことだ。「自分のお金は自分で稼ぎたい」「経済的に自立していたい」と思う中国人女性も多い。日本では若い女性が「将来は専業主婦になりたい」と言ったりするが、中国では専業主婦になりたい女性は日本ほど多くないと思う。専業主婦には経済的自由や精神的自由がないという考えがあるからだ。

もちろん専業主婦になりたい中国人女性もいる。家庭を持ちながらもキャリアを重視する日本人女性もいる。専業主婦でいるが悪いことだとは思わない。ただ、全ての中国人女性がお金で恋愛相手や結婚相手を決めているというイメージを持っている人がいるならば、それは事実ではないということだ。

もしあなたが中国人女性と恋愛関係になったら、中国人女性に家事をすることを求めてはいけない。料理ができない中国人女性は珍しくないのである。「女性なのに料理しないの?」などと決して言ってはいけない。それは日本人男性に向かって「男性なのに料理しないの?」と言うくらい違和感のあることなのである。中国人女性が「優しい男性」と言う時の「優しい」は日本人の考えるレベルのはるか上なので注意が必要だ。私も中国人夫と出会った時に、夫があまりにも私に尽くし、あまりにも優しかったので「優しいね」と言うと夫は「え?普通だと思う…女性には優しくするものなんじゃ…?」と不思議がっていた。男性が女性に尽くすのが普通の中国。日本とは感覚の違うところがあるかもしれない。

と、ここまで書いてきたがいくら自立心の強い中国人女性だって、男性に頼りたい気持ちがないわけではない。お互い自立していても男性にはしっかりたくましくいて欲しいと願っているのだ。中国人にとって恋人や妻である女性は、隣に立ってお互い前を向いて進んでいくパートナーなのである。全ての中国人女性に当てはまる訳ではないが、中国人女性と恋愛をするときは中国式の感覚も頭に入れておくと良いかも知れない。

■筆者プロフィール:むらさわりこ
1989年日本生まれ。22歳の時に2歳年上の福建省出身の中国人男性と結婚。英語を独学で習得後、英会話講師として働く傍ら中国のテレビなどを通し中国語も独学で習得。趣味は語学と読書。図書館があまりに好きで毎週通っている。結婚前はベトナム、ニュージーランド、モンゴル、カナダ、ラオス、フランスなど様々な国を一人で渡り歩く。自分のやりたい事や面白い事に国境や言葉の壁は関係ないと考えている。