指揮官のモンテッラが、「カリスマ性と経験が必要だと考えたからキャプテンに選んだ」としたボヌッチは、シーズンの幕開けを前にやる気を漲らせている。 (C) Getty Images

写真拡大

 大改革に踏み切ったミランは復活を果たせるのか。その浮沈の鍵を握るのは、新加入ながらキャプテンマークを託されたイタリア代表DFのレオナルド・ボヌッチだろう。
 
 ユベントスとイタリア代表で世界屈指のCBとしての名声を高めたボヌッチが、セリエA6連覇中のイタリア王者からチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権もないミランに移籍したのは、今夏の移籍市場においてビッグサプライズの一つとなった。
 
 そんなボヌッチは現地時間8月15日、イタリア『メディアセット』のインタビューで、「ここの環境がとても好きだ」と、さっそくミランでのキャリアに満足感を表している。
 
「最初の印象は、家にいるような感じだった。素晴らしいファミリーにいるみたいなんだ。ミランを選んだのは、最も野心的な計画を持っていたらからだよ。僕は挑戦に生きている。ミラン移籍は新たな挑戦だ。これほどファンが歓迎してくれたのは驚きだった。さらに頑張ろうと思えた」
 
 ユーベのマッシミリアーノ・アッレグリ監督との衝突も騒がれたボヌッチは、「彼らはシーズン中に何度か明確な選択を示してきた。それに応じて僕は僕の選択をしたんだ」とコメント。古巣とその指揮官がミラン移籍に向かわせたことを示唆しつつ、感謝の言葉を添えた。
 
「ユーベはもう過去のことだ。彼らが僕に与えてくれたことには感謝しているよ」
 
 ボヌッチは「彼がユーベでやったのと逆のことをミランでやりたい」と、2011年夏にミランをフリーで退団し、ユーベで活躍した元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロ(現ニューヨーク・シティ)を例に出し、そのかつてのチームメイトですら実現できなかった大きな目標の達成を意気込んでいる。
 
「4年のうちにCLで優勝するまでになりたい。すべてを家に持ち帰りたいんだ」
 
 この新キャプテンの目標に対して、ファンはどう考えているのか。メディアセットのアンケートでは、500名強のユーザーのうち54%が「可能」と回答。約半数のミラニスタたちは、ボヌッチが掲げた目標を現実的と捉えているようだ。
 
 ミランが最後にビッグイヤーを掲げたのは2007年のこと。セリエAクラブのCL制覇も、2010年にインテルが成し遂げて以来だ。ボヌッチが在籍していたユーベも過去3年で2度も決勝に進出したが、いずれもビッグイヤーには手が届かなかった。
 
 はたして、2014年を最後に4シーズンも欧州最高峰の舞台から遠ざかっているミランが、わずか4年の内に再びヨーロッパの頂点に君臨することはできるのだろうか?