青森・板柳町議を務めながら豊田真由子衆院議員の政策秘書を引き受けた松森俊逸町議に対し、町議会はきのう15日(2017年8月)に協議会を開いて弁明を聞いたが、「このままでは町民へのしめしがつかない」として、9月定例会に辞職勧告決議案を提出するという。

協議会は非公開で行われたが、葛西清人議長によると、松森議員は「町議の給与が安いのでこれでは生活できない」「決して迷惑をかけるような考えはない」などと話し、「お金に執着しているような感じを受けた」という。

たしかに青森では多いリンゴ農家との兼業

「モーニングショー」が掛け持ちの是非について松森町議を除く町議10人に聞いたところ、5人が「掛け持ち不可能」「どちらかが疎かになる」として非と答え、3人は「どちらとも言えない」だった。

8人の町議のうち6人はリンゴ栽培など農業との兼業で、そのうちの一人、長内良蔵副議長は「議会があるときは家族が農作業を行っており、地元での兼業なら不可能ではない」という。しかし、「540キロ離れて国会議員の政策秘書との掛け持ちは不可能。町議の仕事はすることが多い」と話す。

コメンテータの住田裕子(弁護士)は、むしろ政策秘書を許可した豊田議員をこう批判する。「地方議会の議員に関しては、兼業はあっていい場合があると思います。夜間に議会を開くとか。しかし、国会議員の政策秘書の兼務は原則禁止で、議員の許可があってギリギリOK。豊田議員は実際にどんな形で許可をされたのか見えない。政策秘書ですから、議員が政策についていろんなすり合わせをしたうえで任命する。そのプロセスが見えないですね」

松森町議はいまだに「豊田議員とはまだ会っていません」という。