テベスの“前科”を警戒!? 母国での治療を望むも上海申花が「誓約書」へのサイン要求

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協議の末にアルゼンチン帰国承認、8月30日に戻る確約を取りつける

 現在中国で世界最高レベルの報酬を受け取っている選手と言えば、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスだ。

 今季から鳴り物入りで上海申花に加入しているが、膝に負った怪我の治療のために母国アルゼンチンへの帰国を望んだが、クラブ側は“無断退団”を防ぐための処置を取ったという。英公共放送「BBC」が報じている。

 テベスは昨年末、生まれ故郷のボカ・ジュニアーズから上海申花に電撃移籍。上海申花側はテベスに対して週給63万4651ポンド(約9500万円)もの金額を提示し、世界最高給のプレーヤーとして大きな期待をかけられた。しかし2年契約を結んだテベスだが、ここまで11試合出場2得点と鳴かず飛ばず。不振の要因が膝の負傷にあると見て母国での治療を選んだが、クラブ側は“保険”をかけた。

 それは“ちゃんとクラブに戻ってくる”という誓約書にサインさせることだった。同局は中国の「サウス・チャイナ・モーニングポスト」の報道を引用。「カルロス・テベスと議論の末、彼のリクエストに応えることにした。彼はアルゼンチンに戻って治療を受ける。ただ彼は、8月30日にチームへと戻ってトレーニングに参加しなければならない」との確約を付けたという。

マンC時代には3カ月間戻らないことも…

 この書面にはテベスの“前科”も影響しているかもしれない。2010-11シーズン、マンチェスター・シティに所属していたテベスはロベルト・マンチーニ監督(当時)との確執から、3カ月間にもわたってアルゼンチンへと去った経緯がある。その二の舞を避けるため、上海申花側は先に手を打ったと見られる。

 テベスは上海申花を退団したいとの旨を報じられるだけでなく、加入後はディズニーランドへと足を運び、ファンからのひんしゅくを買っている。母国で治療に専念し、中国で挽回の機会をつかめるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images