『ボウケンジャー』から10年、生まれた意識の変化

今年で34歳。デビューから十数年が経ちました。俳優に園芸、情報番組のMCにファイナンシャルプランナーと多彩な活躍をされていますが、どの活動も楽しんでいることが伝わってきます。
僕の人生にちょっと興味を持って、のぞいてくれた人に「こいつ、楽しそうだな」と思ってもらえたら幸せですね。紆余曲折ありましたし、時には「これはもう無理なんじゃ…?」と思うこともあったけど(笑)、どこかで「いつか笑い話になる」と思えたし、実際、そうなってるんですよね。
スカウトで芸能界に入ったとうかがっています。大学に通いつつモデルとして活動し、俳優としてもデビューされて、この仕事を「一生の仕事」とする覚悟を決めた瞬間はありましたか?
もともとはこういう仕事をすることになるなんて、夢にも思ってなかったんです。新潟にいた頃は芸能人なんて見たこともなかったし…。上京して、最初にスカウトされたときは逃げたんですよ。
怪しいスカウトだと?(笑)
みんなに「東京でだまされないように」って言われていて「あぁ、これか!」って(笑)。その後、また声をかけてもらって、そのときは少し落ち着いていて、話を聞いてみようと。
そこからモデルとして活動を始めて…。
俳優としてオーディションにも行くようになって。最初に受けたのが、『仮面ライダー』や戦隊系のヒーローのオーディションだったんです。僕自身、小さい頃から憧れを持ってたんですけど、そこで最終選考まで残りつつも落ちちゃって…。それがものすごく悔しくて。そのときですかね…?
「この世界で成功してやる!」と?
思いましたね。負けず嫌いなんですよ。「悔しいな…。ヒーローを掴むまで辞められないな」って(笑)。
実際、そのときの思いを結実させて『轟轟戦隊ボウケンジャー』(テレビ朝日系)でボウケンブルー役を演じました。そこからさらに10年。30代半ばを迎えましたが、年齢というものを意識はされますか?
年齢にとらわれたくないなと思います。あくまで自分次第。自分が以前よりも成長できているか否かが大事だなと。なぜ、この仕事を続けているかと言えば、やはり表現することが好きだから。さっきも言いましたが、自分のやることが、ほんの少しでも誰かの人生に影響を与えたり、プラスに作用することがあるかもしれない。そこにゴールはないんですよね。
根幹にある想いは、この仕事を始めた頃から変わっていない?
「表現したい」という思いはブレないですね。「何かを作りたい」という思いはずっと前から持っていたと思います。ただ、先ほどからの年齢の話で言うと、答えを急がないという部分は、変わったところなのかもしれません。
「いつまでに」というゴールを決めない?
「30歳までにこれをやるべき」「40歳までにここにたどり着かなきゃ」って結局、誰かが決めたことで、それも過去の多くの人がそうしてきたってだけの根拠しかないんですよね。そういうのを壊すのが人生の楽しさなのかなと(笑)。
常識を壊す楽しさ?
ガーデニングをやっていてそう思います。いつ開花するのか、花ごとにまったく違いますから。10年に一度しか咲かない花だってある。焦っても仕方ないので、ドンと構えて生きていきたいと思います。

「ピンチはチャンス!」新たな一歩は、自らで切り開く

今年の4月をもって、D-BOYSを卒業されました。卒業にいたるまでの決断の経緯を教えていただけますか?
D-BOYSなくして、いまの自分はないし、メンバーは切磋琢磨することができる良きライバルであり仲間です。ただ、ずっとここでこのままやっていくと、どこかで自分が甘えてしまうことになるんじゃないか? と感じたんですね。勇気を持って、一歩踏み出すべきなんじゃないか? と。その思いを素直に伝えました。
卒業にあたって発表されたコメントで「より自分らしい表現を」とおっしゃっていました。
D-BOYSにも若いメンバーがどんどん入ってますし、彼らに「昔、三上ってヤツがいたんだけど、そいつが、いまはこんなことやってて…」というのを面白がってもらえるような、新しい挑戦をどんどんしていきたいですね。
新たな世界にひとりで踏み出すことに恐怖はなかったですか?
何をやるにも、失敗はつきものですからね。大事なのは、それをどう乗り越えるか? 「ピンチはチャンス!」ですからね。むしろ、ピンチがないと怖いんですよ(苦笑)。うまくいっているときこそ「勝って兜の緒を締めよ」じゃないですが、その“先”をどうすべきか考えるようにしています。人生は冒険ですね。
そしてもうひとつ、5月には結婚という、人生の大きな決断をされました。改めて、おめでとうございます! まだ新婚3カ月ほどですが、変化はありますか?
ありがとうございます。それがですね…、お伝えしましたように、(結婚相手は)高校の後輩で、10年も付き合ってきたので、あんまり変化は感じないんですよね…(笑)。この先、いろんな役を演じる中で、自分の経験がどう活かされるのか? 自分でも楽しみにしています。
公私ともにいろんな変化があり、お忙しいかと思いますが、プライベートでハマっていることや、休みのときに大事にしていることはありますか?
ガーデニング以外でですよね?(笑)
ガーデニングはすでに趣味の範疇を超えていますので(笑)。
始めてみたいと思っているのはゴルフですね。ゴルフって集中力を高めるのにいいと聞いたので。情報過多の世の中で、あちこちからいろんな情報が入ってきて、集中力が散漫になりがちですけど、静かに集中力を高めることができたらいいなと思います。
三上真史(みかみ・まさし)
1983年6月20日生まれ。新潟県出身。A型。大学進学のために上京後、モデル・俳優としての活動を開始。2006年、『轟轟戦隊ボウケンジャー』(テレビ朝日系)に最上蒼太/ボウケンブルー役で出演。2007年、「第4回D-BOYSオーディション」にて準グランプリを獲得し、D-BOYSに加入。2008年に舞台『あれから』、2011年に『国民傘 -避けえぬ戦争をめぐる3つの物語-』に出演。そのほか、主演舞台に『大江戸鍋祭〜あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ〜』、『歳末明治座 る・フェア〜年末だよ!みんな集合!!〜』。2011年から『趣味の園芸』(NHK Eテレ)にてナビゲーターを務め、“園芸王子”の異名をとる。2016年から『猫のひたいほどワイド』(テレビ神奈川)の水曜レギュラーMCを務める。

出演作品

舞台『向日葵のかっちゃん』
8月23日(水)〜27日(日)@博品館劇場
原作: 西川 司
脚本・演出: わかぎゑふ
<出演>
三上真史、星野真里、酒井敏也、西ノ園達大、高木 稟、梅田 悠、二瓶拓也、阿由葉朱凌(Wキャスト)、戸塚世那(Wキャスト)
http://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00431

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、三上真史さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2017年8月17日(木)12:00〜8月23日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/8月24日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから8月24日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき8月27日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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