16日、南京日報は、南京大虐殺の話を伝えるべく精力的に日本を訪れて活動している南京民間抗日戦争博物館の呉先斌さんへのインタビュー記事を掲載した。写真は南京民間抗日戦争博物館。

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2017年8月16日、南京日報は、南京大虐殺の話を伝えるべく精力的に日本を訪れて活動している南京民間抗日戦争博物館の呉先斌(ウー・シエンビン)館長へのインタビュー記事を掲載した。

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呉館長は10〜13日に愛知県名古屋市で行われた「あいち平和のための戦争展」に出席し、12日に20分間の講演を行った。このイベントは1992年に始まり、今年で26回目を迎えるものだ。同博物館は2014年より同展に参加しているが、今年は特別に講演の機会が設けられたという。

呉館長はインタビューに対し「例年に比べて今年は日本での活動回数が多い。抗日戦争勃発および南京大虐殺80周年だからだ。8月15日は日本が降伏した日であり、このタイミングに名古屋で活動できたことの意義は大きい。7月15〜23日には広島で南京大虐殺史実展を開いた。原爆投下の地である広島を選んだのは、広島市民が受けた被害と同時に、南京や中国の人びとが受けた傷も覚えておいてもらいたいからだ」と語っている。

また、名古屋での講演については「主催者のテーマが日本軍による中国教育の破壊だった。日本の市民に理解してもらえるよう、関係する資料を読み込むなど下準備をしっかりして臨んだ。例えば、戦争勃発によって首都の南京にあった多くの大学は重慶や昆明に移転を余儀なくされたが、それは東大や早稲田大が北海道や九州に移るようなものだと説明した。分かりやすく説明することで戦争が中国人やその教育に与えたダメージを理解してもらえると思う」としている。

講演では「昨年8月から今年8月まで、日本でのイベントに15回出席した」と語った呉館長。記事は「この1年はとても大変だったが、呉館長は大きな達成感を得たようだ」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)