また先日シュトゥットガルトへと移籍したミヒャエル・レシュケ氏の後任として、ドルトムントのスウェン・ミスリンタト氏の招聘を目指していたことが伝えられたバイエルン・ミュンヘン。

このことについて同クラブのミヒャエル・ツォルクSDから苦言を呈されたが、一方のバイエルンのウリ・ヘーネス会長は「ミスリンタト氏がシュトゥットガルト移籍を希望しているという情報を得たので、それで我々はドルトムントにコンタクトをとったのだ」と潔白を主張した。

しかしkickerが得た情報によればこれは正確なものではなく、むしろ逆の内容であり、シンデルマイザー氏の後任としてシュトゥットガルトのほうが、だいぶ前からミスリンタト氏への獲得を目指していたものの、最終的にはミスリンタト氏自身から断りをいれられていたようだ。先日ツォルクSDは、ミスリンタト氏には移籍に対する希望がないことを強調している。


人材発掘で定評のあるドルトムントのなかで、ミスリンタト氏はこれまで香川真司やピエル=エメリク・オーバメヤン、ラファエル・ゲレイロ、さらにウスマン・デンベレらの獲得において、スカウト担当として大きな役割を果たしてきた。

そんなミスリンタト氏にはこれまで、デュッセルドルフやハンブルクなどが招聘に関心を示していたのだが、なかでも話題となったのが、昨年10月に伝えられたトーマス・トゥヘル前監督との確執。だがその最中にドルトムントはむしろミスリンタト氏を競技部門のリーダーへと”出世”させており、逆にトゥヘル監督のほうは、最終的に昨季限りでチームをあとにしている。