夏真っ盛り、立秋も過ぎましたがひたすら暑い日が続いています。長期休暇の間にあったイベントなどでも熱中症になってしまった人がいるかも知れません。

日本気象協会によると2017年の今年は9月も平均気温が高い傾向にあるそうなので引き続き熱中症への対策は怠らないようにしていきましょう。という事で、一応看護師ライターでもある筆者が熱中症対策の要点をずいっとまとめて皆様にお届けしたいと思います。

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熱中症は、まずめまいや顔などのほてりが最初の症状として出ます。この時点で気が付いて水分を摂り涼しいところに避難すればまず問題ありません。

次に出始める症状は、筋肉痛やこむら返りといった筋肉のけいれんや手足のしびれ感。水泳など水の中にいる時や寝ている間に足がつった時は、もしかしたら熱中症の症状かも知れません。この時点でも水分と共に塩分タブレットなど塩気のあるもの食べて涼しく安静にしておけばまず大丈夫。
意外と盲点なのが、プールや海で遊んでいる時。水の中だからと油断して水分を摂るのを忘れていると熱中症の原因になります。

さらに症状が進むと、体がだるくなり吐き気を催してくる様になってきます。頭痛も出始めます。ここまで来ると脱力感も出始めて体がぐったりとし、動くことが困難となる人も多くいます。重症化への一歩手前の状態。
こんな時はまずすぐに涼しい所へ避難させ、すぐに首の付け根やそけい部など太い血管が通っているところを冷やし、衣類を緩め、水分が摂れるようなら飲んでもらいましょう。ここまでぐったりしてくると自力での水分摂取が困難になってくる事もあります。ペットボトルと一緒にストローを携行しておくとぐったりしていても飲みやすくなり介助もしやすくなります。
また、水分と共に塩分タブレットも口に入れてあげましょう。タブレットであれば口の中ですばやく崩壊して効率よく塩分を吸収する事ができるので炎天下に出る時は水分と一緒に携行しておきましょう。

体の症状が重くなっていくと同時に、汗を極端に激しくかく、または全然汗をかかないがぐったりしている、皮膚がやたら熱かったり赤みが激しい、体を自力で支えきれずふらつく、意識状態がおかしい、水分が自力で摂れないといった状態まで進んでしまうとかなり重症です。
救急車を呼んでも大丈夫なので、速やかに医療機関に搬送してください。でないと、死にます。

すぐに医療機関に運ぶかどうかのボーダーラインは「意識がはっきりしているかいないか、水分が自力で摂れるか摂れないか」です。

最近は屋内での熱中症も増えてきており、主に気温の変化に対して感度がかなり落ちているお年寄りの死亡事例が相次いでいます。
その殆どがエアコンを適切に使っていない、熱いと感じないから・喉が乾いていないから大丈夫、といった過信による落とし穴によるものです。加齢により体の感覚はどんどん鈍っていきます。しかしその自覚がないので夏場でも暑さを感じないお年よりは多くいます。
こまめな水分補給をする事が一番肝心となってきます。目安としては15〜30分に一口ずつ、1日に大体1.5リットルの水分が補給できれば大丈夫です。また、お茶を好んで飲まれるお年よりも多くいますがお茶だけでは塩分が排出されるだけで体液のバランスがおかしくなってしまい、低ナトリウム血症という状態も引き起こされます。血圧を気にして塩分を控えめにしても逆に良くないのです。普段の食生活は薄めでも構いませんが水分を摂る時はコップ2杯のお水に対して塩分タブレットを一つくらいは摂る様にしておきたいものです。

対して、若者層ではイベント会場や仕事の外回りなど屋外での熱中症が多く見られます。前述の対策を早めにとっていればまず大丈夫なので、こまめな水分補給と涼しい場所の活用で乗り切りましょう。

<参考サイト>
熱中症ゼロへ

(看護師ライター・梓川みいな / 画像・写真ACより)