もし電車の中で盛大にくしゃみをする人がいたら、「手でおさえてよ〜」と不快な気持ちになると思うんですよね。だってあの瞬間に、約10万個の飛沫が4.5メートル先の人にまで付着する、なんて考えただけでも恐ろしい話があるわけだから。エチケットとして、やっぱりね。

でも、くしゃみで派手に菌を拡散しているとするなら、バースデーケーキのロウソクを消す「ふぅ〜っ」だって、少なからず撒き散らしているものがある…かもしれない。米クレムゾン大学の食品安全研究チームが、そのことを全力でリサーチしたそうです。

われわれは無意識に
ケーキを菌でコーティングしている

彼らが導き出した結果がコチラ。

ロウソクを吹き消すときの口腔細菌の潜在的な広がりを調べたら、通常よりもおよそ1,400%細菌を拡散していることが判明しました。

食品安全研究、いくらその専門といったって、まさか誕生日を祝う恒例儀式で細菌を気にしていようとは。失笑思想になるのと同時に、背筋が寒くなる1,400%という事実。知らない方が幸せ、というのはまさにこういうことでしょうか。

ところが、後にはこんな補足が。

1,400%と言っても、息を吐く人がインフルエンザでもない限り、病原菌が移るようなことはほとんどありません。もし、ローソクの火消しを10万回ほど繰り返せば、感染の危険もあるけれど。

えっ、10万回って(笑)。

彼らは"アノ瞬間"に、気道から細菌や他の微生物を、自分たちが口にする食品にどのくらい移すのかを知りたかったのでしょう。

もちろんそれだけ拡散しているのだから、移している可能性はかなり高いと思うけれど、じゃあどうしたらいいと言うのか。せっかくの誕生日ケーキにロウソクがないのは寂しい。だからって、お線香みたいに手を振って消してみる?いやいや。