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野村不動産とNREG東芝不動産、東日本旅客鉄道は8月15日、共同で推進している「(仮称)芝浦一丁目計画」の整備方針を発表。区域面積約4.7ha、高さ約235mのツインタワー、延床面積約55万平方メートルの大規模複合開発とし、設計はプリツカー賞などを受賞した世界的建築家である槇文彦氏が担う。

同計画は、NREG東芝不動産が保有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」および、東日本旅客鉄道が保有するカートレイン乗降場跡地を一体とした4haを超える土地に、約10年の期間をかけてオフィス・ホテル・住宅・商業施設等からなる大規模複合施設の整備を段階的に行うもの。日本を代表する建築家である槇文彦氏を設計者として迎え、東京湾岸部の新たなシンボルになると共に、同地区のみならず東京全体の更なる賑わい創出と国際競争力の向上に資する事業として、未来につながる街づくりを目指す。

今後は東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として、東京都および港区の都市計画審議会による審議、国家戦略特別区域会議の合意を経て、内閣総理大臣による国家戦略特別区域計画の認定を受けるべく手続きを進めていく。

整備方針として、基盤整備による周辺地区との回遊性強化、国際ビジネス・観光拠点の形成、新たな観光スポットとなる親水空間の創出、防災対応力強化とエネルギーネットワーク構築等による環境負荷の低減を設定。

同計画は延床面積約55万平方メートルを誇る大規模複合開発であり、東京ドームとほぼ同等の区域面積(約4.7ha)に高さ約235mの複合ビル2棟を開発する。複合開発を活かし、国内外企業や観光客が魅力を感じる国際競争力の高いビジネス・観光拠点を構築していく。プリツカー賞等を受賞した世界的建築家である槇文彦氏による設計によって、東京湾岸部のスカイラインにおける新たなシンボルを創造する。

同計画の整備方針として、JR浜松町駅南口東西自由通路の拡幅・バリアフリー化、およびカートレイン乗降場跡地を歩行者専用道路として整備することで歩行者ネットワークを強化する。また、周辺地区の機能を補完する多様な用途を配置し、機能連携することでにぎわいの創出を目指す。

さらに、 ビジネス交流を促進する「アフターコンベンション施設」や「次世代エネルギー交流施設」の整備とともに、水辺の環境や眺望を生かした国際水準のサービスを提供する宿泊施設の整備も進める。「芝浦運河」の船着場やテラス、運河に開かれた広場等の整備により、憩いの水辺空間を演出し、「日の出ふ頭」の一部を活用した「小型船ターミナル等」の整備・運営を通じて、舟運の活性化に寄与する。

ほかにも、帰宅困難者受け入れや自立・分散型エネルギーシステムの導入、非常時のエネルギー供給を可能とすることで、浜松町駅・竹芝駅周辺エリアの防災対応力を強化を目指す。また、芝浦地域冷暖房区域内のエネルギーネットワークを構築し、環境負荷低減やCO2排出を抑制する。

槇文彦氏は今回の開発に対して、「芝浦運河、日の出桟橋を介して東京湾を一望するこの敷地に建設される二棟の超高層は東京のどこにもない壮大な景観を享受し得るに違いない。我々が設計に当って最も苦心したのはこの二棟の姿のあり方である。同じ家族の中の兄弟であるから似てはいるが、少し違うところもあっても良い。

S棟の頂部はホテル、N棟のそれは集合住宅であるから、当然違う顔をもっている。そして肩から下の外形も微妙に異なった屈折によってその差異性を強調し、表現している。しかしその裾は埠頭と一体となった中央広場を介してあでやかに広がり、ここだけにしかない祝祭性の実現を目指している。そこは朝から夕べまで、また週末にも、彩とりどりの衣装をまとった人々の交流の場所であってほしい」とコメントしている。