妻がFacebookでダメ夫の売却を計画(画像は『WorldWide Weird News 2017年8月13日付「Wife put ‘annoying’ husband for sale on Facebook only to have it backfire as women offered to buy him」』のスクリーンショット)

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何度イヤな部分を注意しても直さない夫にひたすら不満を募らせていた、英ノーフォークのキングズ・リンに暮らす1人の女性。ある時、怒りの頂点に達した彼女はFacebookで夫をタダで売り飛ばす旨の広告を出した。だが人々からの反応は彼女の予想とは全く異なるものであった。英メディア『The Sun』ほかが少しばかり楽しい話題を伝えている。

「本当にイヤな夫で一緒にいるともうムカムカ。人が大きな音を立てながら食事する私の大嫌いなビデオを何度も再生するし、臭いソックスを家のあちこちに脱ぎ捨てるし、やることなすこと全てが神経に障るのよ。誰かこの男をタダでもらってくれない? 名前はロブで33歳。カーペットクリーナーのプロで保険販売員としても働いているわ。家事もトイレの使い方も一応“調教済”よ。早い者勝ちってことでどうかしら。」

今月5日、Facebookの“キングズ・リン/売りたし情報”にこのような言葉を綴り、「どなたかに夫をタダで差し上げます」と呼びかけたのはテリーサ・ターナーさんという34歳の女性。病院でスーパーバイザーとして働くテリーサさんはロブさんとは4年前に結婚し、ベラちゃんという2歳の娘に恵まれた。だが彼女はくちゃくちゃ、ズルズルといった食事に絡む音などに普通の人の何倍もの不快感、嫌悪感を抱いてしまう「ミソフォニア(音嫌悪症)」という神経学上の病気を持っているという。

テリーサさんのその広告に対しては、たった数時間で300を超すコメントが主に女性から寄せられた。予想とは大違いで「良さそうなダンナさんじゃないの」 「要らないなら本当にもらっちゃうわよ」という内容のものが多く、「パブで待っているから連れてきて?」 「30日間の返品保証がついているなら考えるわ」と乗り気なコメントも目立つ。そして当のロブさんも自身が“売り出し中”であることに早くから気づいていた。彼は人々からのコメントを楽しそうに読み、ある時「素敵ね。美味しいお茶も淹れてもらえるのかしら?」などとコメントしてテリーサさんを驚かせている。

実はロブさんも、「洗い物をして、草刈りをして、これはいい、あれはダメ」と何かと仕切りたがり屋なテリーサさんにウンザリしながらも我慢をしていた。サッカーができないようシューズをズタズタに引き裂かれたこともあるといい、人がくちゃくちゃと音を立てながら食事をするようなビデオを繰り返し再生していたのも、ロブさんなりの嫌がらせ、腹いせ行為であったようだ。

こうして誰とも“売買契約”が成立しないまま1週間が過ぎ、自分にも反省すべき点があると知って夫に対する苛立ちもおさまったテリーサさんは、結婚4周年を夫とともにロマンチックなディナーで祝った。「楽しいコメントがいっぱいで皆さんもおおいに笑ってくれたのではないでしょうか。夫のユーモアにも感謝です」と綴り、また幸せな結婚生活に戻ったことを報告している。

ちなみに「売りに出したいパートナーならうちにもいるの。料理も掃除もするしアイロンがけもする男よ。それを『無料でどうぞ』と言っているのに結局、誰も興味を示さなかったわ。要するに、捨てられるような男なんてどの女性にとっても要らないってことなのよ」が最も説得力のあるコメントであったようだ。

画像は『WorldWide Weird News 2017年8月13日付「Wife put ‘annoying’ husband for sale on Facebook only to have it backfire as women offered to buy him」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)