北京市政交通一■通公司(■は上と下が上下に組み合わさった字)は13日、地下鉄房山線での携帯端末による乗車料金決済の試行に続き、同日より北京地下鉄全線で、携帯・スマホをかざすことで乗車料金の支払いが可能となったことを明らかにした。

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北京市政交通一■通公司(■は上と下が上下に組み合わさった字)は13日、地下鉄房山線での携帯端末による乗車料金決済の試行に続き、同日より北京地下鉄全線で、携帯・スマホをかざすことで乗車料金の支払いが可能となったことを明らかにした。現時点で、NFC機能(近距離無線通信)を備えた160種類の端末が同サービスに対応している。携帯端末版一■通(交通カード)の利用において、もはやデポジットを納める必要はなくなり、払い戻し業務も可能となり、あらゆる外出シーンで携帯端末が適用できるようになった。北京青年報が伝えた。

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〇地下鉄全線で携帯による乗車料金支払いが実現

北京地鉄公司と北京市政交通一■通公司は今年6月、房山線で携帯端末による乗車料金支払いの試行をスタートさせた。

一■通公司によると、カード発行とチャージが非常に簡単に行えるため、わずか1カ月の試行期間に、同社の新規カード発行枚数は20万枚に上り、1日の取引件数は前月比200%増の20万件に達したという。

北京地鉄は14日、数多くの市民の地下鉄乗車の利便性を全面的に向上させるため、携帯端末による乗車サービスを全線に拡大した。これにより、市民は携帯端末版交通カードを持っていれば、北京地下鉄をスムーズに利用することができるようになった。地下鉄駅のほか、京港地鉄の各駅においても携帯端末による乗車料金支払いが可能だ。市民は今後、携帯端末さえ持っておれば、北京地下鉄を自由自在に乗り回すことができる。

〇携帯端末版交通カードの利用にはNFC機能搭載が必要

北京地鉄公司が管轄・運行している15路線の旅客輸送量は、1日あたり延べ1千万人近くに上る。このような状況から、北京地鉄は「インターネット+」電子化決済のすう勢を受け、携帯端末版交通カードというスマート外出用ツールを導入。地下鉄の片道乗車券や実体版交通カード以外の購入方法を乗客に提供するだけではなく、ネット環境に依存することなくカードの読み取りを実現した。

〇アップル製など複数の携帯端末は対応不可

だが、携帯端末版交通カードがNFC機能を搭載した端末だけしか使用できない点には、注意が必要だ。今のところ、米アップル社は中国地区において、公共交通分野でNFC機能を開放していないため、iPhoneのユーザーはこの携帯端末版交通カードを利用することができない。

携帯端末版交通カードに導入されているNFCモバイル決済技術は、従来の交通カードの発行・チャージ方式を根底から覆し、オフライン業務をオンライン業務にシフトすることに成功した。乗客は携帯端末だけで、カード発行、各種業務、払い戻しなどの一連の業務を行うことができる。

北京市政交通一■通公司の担当者によると、現在、携帯端末版交通カードの1日あたり取引量は約20万件で、北京地下鉄の全取引量の2%を占めているという。

携帯端末版交通カードの利用率がまだかなり低い背景には、使用条件や制限による影響を受けているという状況がある。シャオミー(小米)、Huawei(華為)、サムスン、nubia(努比亜)、OnePlus(一加)、Meizu(魅族)などのNFC機能を備えた約160モデルが同サービスに対応している。だが、試行状況から見ると、携帯端末版交通カードの1日あたり取引量は急増していることから、同サービスは巨大な発展潜在力を備えていることが見て取れる。(提供/人民網日本語版・編集KM)