ストレス・不眠を解消!精神バランスを整えるツボ

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何だか気持ちが落ち込んで前向きになれない…。ストレスがたまって不眠気味…。そんな不調には必ず原因があります。今回は不調の原因と、それに対応する効果的なツボ押しをご紹介。セルフケアを覚えると、気になった時に即座にケアにできるので、不調から解放されるまでの間がグッと短くなりますよ。

くよくよしてしまう時

ココロを明るくさせるセロトニンは脳で作用しますが、実はその90%は腸内で作られています。くよくよしてしまう時は、消化器系の2つのツボを刺激してあげましょう。

◎地倉(ちそう)…口角から約1cm外側にあるツボ。食欲をコントロールして食べすぎを防ぎます。食べすぎは腸の過度に働かせるので適切な量を心がけて。

◎前頭部…前頭部の真ん中のゾーンには、消化器系の臓器の対応部位が並んでいます。ここをよくもみほぐしましょう。

ストレスに弱い

現代社会で一番コワイ存在とも言えるストレス。ストレスを感じると、交換神経の働きが強まり、血管が収縮して、さまざまな臓器の働きを妨げることに…。ツボ押しと並行して自分なりのストレス解消法を探してみましょう。

◎百会(ひゃくえ)…左右の耳の上で結ぶ線と、頭部を通るカラダの真ん中の線の交点(頭の裏画)。脳全体のバランスを整える作用があるので、ストレスを感じたらすぐに押します。

◎大椎(だいつい)…首を前に傾けた時にボコッと出る骨の真下にあるツボ。精神面全体を整えてくれる作用があります。

不眠が続いている…

眠れない、寝つきが悪い、眠りが浅い…こうした不眠の原因の一つが、脳の活動が休まりにくい状態。ツボ押しに加えて、冷たい物の摂取を控え、首の裏側を温めるといったケアを行うと効果的です。

◎百会(ひゃくえ)…前述と同じ。脳の緊張感を抑えてくれます。

◎安眠(あんみん)…文字通り、健やかな眠りに導くツボ。耳たぶの後ろにある骨の出っ張りから、親指1本分ぐらい下にあるくぼみにあります。

◎神門(しんもん)…耳上部のY字型軟骨の間にあるツボ。脳の働きを静めてくれます。

◎脳天(のうてん)…耳たぶの上の小さなふくらみの上縁あたりにあるツボ。快適な睡眠を呼びます。

 

 

ライター:中村千春
出典:『女性が知っておくべき手足顔のツボ全地図帳』
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ