シャッターの耐用年数はどれぐらいなのか?

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東京の一部地域でも大量の雹(ヒョウ)が降ったというニュース、皆さんは覚えているだろか。被害にあった地域では、窓ガラスが割れたり、車のボンネットに傷がついたり、シャッターや室外機などがへこみ大惨事だったようである。このような緊急事態でなければ、そう頻繁に修理や交換をすることがないシャッターであるが、通常、どれ位のタイミングで取り換えるのがよいのだろうか? 「教えて!goo」には、「シャッターの耐用年数」という質問をしたユーザーがいたのだが、残念ながら回答が1件しかなかった。そこで、シャッター国内シェア1位の三和シヤッター工業株式会社に聞いてみることにした。

■木造建築物についているシャッターの耐用年数は?

まずは、日本家屋などに多い木造建築物についているシャッターの耐用年数について聞いてみた。

「木造建築物に設置されるシャッターは主に『窓シャッター』、『軽量シャッター』となります。『窓シャッター』はサッシ等建具の開口部前面に設置されるシャッター、『軽量シャッター』は、シャッターカーテンが板厚1.0mm以下の鋼板で作られているものを示します。日本シヤッター・ドア協会では、『窓シャッター』の設計耐用年数を10年相当として設計耐用回数を7,000回開閉、『軽量シャッター』の設計耐用年数を10年相当として設計耐用回数を5,000回開閉としています」(三和シヤッター工業)

軽量シャッターは1日約2回、窓シャッターは約1.4回開け閉めする程度であれば、10年間は使えるという設計で作られているとのこと。毎日頻繁に開け閉めするシャッターであれば、比較的早めに取り換える必要がありそうだ。

■木造建築物以外についているシャッターの耐用年数は?

次に木造以外、鉄骨造やRC造についてはどうなのかを聞いた。

「鉄骨造やRC造につきましては、『窓シャッター』、『軽量シャッター』に加え、『重量シャッター』が設置されます。『重量シャッター』は、シャッターカーテンが板厚1.2mm以上の鋼板で作られているものを示します。日本シヤッター・ドア協会では、『重量シャッター』の設計耐用年数を15年相当として設計耐用回数を10,000回開閉としています」(三和シヤッター工業)

重量シャッターも15年と耐用年数は長いが、1日約2回程度開け閉めする想定で作られている。

■シャッターの耐用年数の判断は難しい?

耐用年数の目安は分かったのだが、年数や開け閉めした回数を覚えている人は稀だろうから、いつまでもつのかの判断は難しそうだ。どのようになったら変え時なのか、気になったので聞いてみた。

「『設計耐用年数・回数』はあくまで目安であり、使用状況や環境条件により設計耐用年数、回数以下でも交換が必要な場合があります。お客様による適切な維持、管理、お手入れ及び取扱説明書に従った正しい使用が必要です。尚、お使いのシャッターが、開閉の際に今までと異なった音がする、途中で引っかかる、シャッターカーテンが傾くなどといった異常がありましたら、ご自身で修理はせず、直ちに使用を中止し専門業者やメーカーにご連絡するのがよいでしょう。又、商品の品質保証期間・開閉回数を別途設定しており、この期間に発生した商品の不具合は免責事項を除き無償で修理対応することとしております。商品毎に設定され通常は引き渡し日から1〜2年です」(三和シヤッター工業)

どうやら普通に使えるうちは、そのまま使っていても問題なさそうだ。しかし、何か不具合を感じた場合は、すぐにメーカーなどに問い合わせるのがよいだろう。

業界で耐用年数の基準を定めていたというのは初耳であったが、毎日使うものだからこそ、厳しくルールを決める必要がありそうだ。とはいえ、異常を感じた場合は、速やかに専門業者やメーカーに取り換え・修理の依頼をするべきだろう。タイミングについては、自己責任であるため、万が一のことがないようにしたいものである。

●専門家プロフィール:三和シヤッター工業株式会社
シャッター、ドアをはじめステンレス、間仕切などを製造・販売する総合建材メーカー。シャッター、スチールドアにおいて国内シェア1位を誇る。安全・安心・快適に生活できる空間をお客様に提供することを経営理念としている。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)