無断欠席という強硬手段で移籍を求めた造反者への対応は、長友佑都のポジション争い激化をもたらすかもしれない。インテルはジョフレイ・コンドグビアの移籍を認めるうえで、バレンシアDFジョアン・カンセロの獲得を求めているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

2年前にモナコからインテルに加入したものの、鳴かず飛ばずだったコンドグビア。かつてセビージャでプレーしたフランス代表経験者は、バレンシアからのラブコールに応じようとしている。だが、インテルとバレンシアは条件面で折り合いがついていない。

そこで、コンドグビアは先週の練習を無断欠席。バレンシアへの移籍を認めるようにとインテルに対して強い態度に出た。インテルのルチアーノ・スパレッティ監督はコンドグビアの行動を非難し、クラブは上限いっぱいの罰金を科すと言われている。

練習再開となった15日、コンドグビアはトレーニング場に戻ったものの、チームとは別のメニューをこなした。もはやインテルとの亀裂は修復不可能とみられており、退団は不可避という状況だ。

ただ、大金を投じてコンドグビアを獲得したインテルが、無条件でバレンシアへの移籍を認めることはないだろう。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、インテルは代わりにバレンシアからカンセロを獲得する狙いという。


パリ・サンジェルマンのセルジュ・オリエへの関心も報じられるインテルだけに、右サイドバックの補強を狙っていることは確かだろう。その補強が実現すれば、当然、左右の両サイドをこなす長友にとっては、新たなライバルの誕生となる。

昨季苦しんだ長友はこの夏、放出候補とされていたが、新たに就任したルチアーノ・スパレッティ監督からの評価は高いと言われている。インテルはすでにダウベルトという新たな左サイドバックを獲得した。だが現時点で、長友はポジション争いで有利に立っているとの声もある。

それでも、大金を投じた新戦力がフィットすれば、インテルがダウベルト起用に傾く可能性は十分に考えられる。そしてそのとき、右サイドにもニューフェイスがいれば、長友の立場が厳しくなることも考えられるだろう。

一時は賑わっていた移籍報道も落ち着いていた長友だが、あと2週間となったマーケットで再び去就が騒がれることもあるのだろうか。