インターネットカフェでオンラインゲームに興じる人々。中国南部・広東省東莞で(2016年9月14日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国で、インターネット依存症の治療施設に入所した18歳の少年が、入所から2日足らずで死亡する出来事があり、これまでにも物議を醸していた同様の施設に対し改めて疑惑の目が向けられている。

 世界で初めて、インターネット依存症を治療が必要な障害と認定した中国には、延々とネットにふける人が何百万人もいると推定され、その多くは若い男性とされる。

 亡くなった少年の両親は、息子のネット依存を止めようと、家業に関わらせる、軍への入隊を勧める、旅行に連れていくなど、あらゆる手を尽くした。

 だがこれらのいずれも奏功しなかったことから、2万2800元(約38万円)を支払って治療施設での180日間に及ぶ「隔離環境での特別教育」を受けさせようと決意した。

 両親は13日、国営の中国中央テレビ(CCTV)に対し、施設からは心理療法と軍隊式のトレーニングとを組み合わせて実施するという説明を受けていたと語った。

 少年の死因はいまだ明らかになっていないものの、両親は息子の遺体に無数の傷があったと主張している。

 CCTVによると、中国東部・安徽(Anhui)省の省都・合肥(Hefei)付近にある同施設は無認可で、地元自治体から数回にわたって運営停止命令が出されていた。

 警察は施設の責任者と講師4人の身柄を拘束。当時施設内には入所者20人が残っていたが、全員が両親の元へと戻った。CCTVは、捜査は現在も続いていると報じている。

 AFPは地元公安当局への取材を試みたが、今のところ連絡は取れていない。
【翻訳編集】AFPBB News