とんがり帽子のように尖った山脈に、エメラルドグリーンの湖。スイスという国が連想させるのは息をのむような大自然だ。『アルプスの少女ハイジ』の世界にだって、柔らかそうな緑の芝生がどこまでも続いている。

その自然に中にあれ、ポツンと赤い建物が…。

青と緑の世界に加わった「赤」

その正体「The Juliertheatre」は、標高2,300メートルに建てられた劇場。周りには何もないからだろうか、近づくとまるで空に向かってニョキッとのびているかのよう。先月末にオープニングセレモニーが行われたばかりというから、よほどのスイス道でもない限り、まだ行ってない人がほとんどなのではないか。

 

「いつかね」なんて思わず、計画を立てはじめた方がいいかも。というのも、2020年の終わりには取り壊される予定だから。

そこには、「後は訪れた人々の記憶の中に残っていて欲しい」というメッセージ性がある。単にアーティストがパフォーマンスを行うだけではなく、建物そのものが“芸術表現”ということらしい。

自然との一体を目指す
パフォーマンス

劇場内で行われるパフォーマンスは、どうやら夕暮れ時におこなわれるよう。また、季節ごとにテーマが変わり、人だけではなく周囲の自然があってこその舞台となるようだ。

建物を所有する「Origen Festival Cultural」のディレクターも、「TRAVEL+LEISURE」に「景色とステージでのパフォーマンスを融合させたい」と。

施設は年中通してオープンみたいだから、この夏はもう予定があるという人でも大丈夫。もちろん雪が積もる冬でもね。ちなみに万が一のために、雪崩にも耐えられるつくりのようだから、そこはご安心。

Licensed material used with permission by Origen Festival Cultural