13日、韓国日報は、中国の情報通信技術(ICT)分野の競争力が急成長し世界最高水準の米国との差を縮める一方、韓国国内の技術はいまだ足踏み状態をしていると報じた。資料写真。

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2017年8月13日、韓国日報は、中国の情報通信技術(ICT)分野の競争力が急成長し世界最高水準の米国との差を縮める一方、韓国国内の技術はいまだ足踏み状態をしていると報じた。

韓国の情報通信技術振興センター(IITP)が、産学双方の専門家5287人にアンケートを行い、国内のICT産業の技術競争力を日本や米国などと比較した結果、韓国は「移動通信」と「放送」の分野では、最高水準の競争力を確保しているが、人工知能(AI)技術を含む「基盤ソフトウエア(SW)およびコンピューティング」分野、衛星観測・無線通信技術を含む「電波および衛星」領域が、最も脆弱(ぜいじゃく)であることが分かった。

同調査では、10のICT分野において、韓国を含む主要国の技術水準が米国を基準(100)とした場合にどの程度の水準にあるのかが評価された。これによると、第5世代(5G)技術が反映された韓国の「移動通信技術」は、米国の91.4%の水準と評価され、欧州(91.3%)、日本(88.4%)、中国(84.0%)よりも先行していた。また同分野での米韓の時間的技術格差は0.6年だった。

超高画質(UHD)放送などが含まれる「放送およびスマートメディア」分野では米国との格差は1年で、比較的高い競争力を確保している。

一方、「基盤SWおよびコンピューティング」分野での韓国の技術水準は2015年と変わらず米国の74.1%で、時間的技術格差は1.9年。これに対し中国の同分野での技術力は、15年には米国の70.7%だったものが16年には75.3%と大幅に向上し、米国との時間的技術格差はこの間、2.3年から1.8年に縮まった。またこの1年で中国は韓国を追い抜き、欧州(米国基準85.6%、米国との技術格差1.1年)、日本(同82.6%、1.2年)を追撃している。

IITPは「サムスン電子、LG電子、SKテレコム、ネイバー、カカオなどの国内代表企業が、16年下半期からAI投資を拡大しているが、規模や競争力はまだ海外企業に及ばない」とし、「基礎および源泉技術の確保が不十分で、技術水準が向上していない」と評価した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「中国は莫大(ばくだい)な資本を投資しているからね」「中国の基礎科学分野への投資と、海外に出ている多くの留学生のことを考えたら、韓国は絶対に中国には勝てない」「中国に追い上げられるのは分かり切っていた」など、中国への敗北宣言とも取れる意見が多く寄せられた。

また、「技術者を部品程度にしか扱ってこなかった結果だ」「不動産にばかり熱を上げていた結果だな」など、自国政策の誤りを指摘する声もみられた。

その他に、「中国に追われる韓国は、以前日本が韓国に追撃された時の姿と同じ」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)