ドイツ北部ハノーバーで、プールに飛び込む少年(2016年7月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】スイスにあるホテルが、ユダヤ人の宿泊客に対し、プールに入る前にシャワーを浴びるよう求めるとともに、冷蔵庫の使用を制限する注意書きを掲示していたことが明らかになった。このホテルに対しては、激しい怒りが巻き起こるとともに、イスラエル当局も厳しい反応を示した。

 非難を浴びているのはスイス東部のアローザ(Arosa)にあるアパートメントホテル「Paradies」。宿泊客の一人がホテルのプール外に張り出されていた注意書きを撮影し、フェイスブック(Facebook)に写真を投稿したことで、事態が発覚した。注意書きには、「ユダヤ人宿泊客、女性、男性、そしてお子様へ。泳ぐ前にシャワーを浴びて下さい」「規則を破れば、あなたのせいでプールが閉鎖されます」と書かれていた。

 また調理場の注意書きには、ユダヤ人宿泊者は冷蔵庫を午前10〜11時、午後4時半〜5時半しか利用できない旨が記され、「われわれは常に、邪魔されたくないと思っていることをあなた方には理解してほしい」と言い添えられていた。

 この件がソーシャルメディアで拡散され、さらにはイスラエルメディアが報じたことにより、イスラエル当局も厳しい態度を示した。同国のツィピ・ホトベリ(Tzipi Hotovely)外務副大臣は、「最低最悪の類いの反ユダヤ主義的行為」と評している。

 その一方で、注意書きに署名していた同ホテルの支配人は地元紙バン・ミニュット(20 Minutes)に対し、自身が反ユダヤ主義者であることは否定したが、「言葉の選択に誤りがあった」と認めた。
【翻訳編集】AFPBB News