欲望の有り方や、してほしいと思うことも、男と女では全然違うもの。それを知らずして幸せなセックスライフは送れません。性の有りようについて一家言あるお三方に、男女間に横たわる“エロスの深い溝”を赤裸々に語っていただきました! 映画製作の杉作J太郎さん、AV女優の紗倉まなさん、AV男優のしみけんさんです。

その違いがいつもドラマを生む!? 男のエロスVS女のエロス。

紗倉:男女のエロスの違いで、まずすごく大きいと思うのは、男性って浮気のハードルが低いと思うんです。できそうな女性がいたら、まずしますよね。

杉作:男性はやっぱり誘惑に弱いんですよ。浮気しない、っていう信念があっても、目の前にチャンスが訪れると、いってしまうんです。それはもう、抗えないことなんです!

しみけん:実際、ずっと同じ女性で満足して、絶対に浮気をしない男性っていうのは、1000人に3人しかいないらしいです。理性が働かなくなっちゃうんですよね。でなければ、有名人があんなに大変な問題を起こしたりしませんよ。

紗倉:でも、それって動物的すぎますよね。人間が動物と違う部分って、やっぱり理性があることじゃないですか?

杉作:あれ? 今これって、裁判ですか?

しみけん:本当、そうだよ(笑)。もっともなんですけどね…。

紗倉:女性側の努力で男性の浮気を防げたりするんでしょうか。

しみけん:なんだろうなぁ? 朝、一発抜いてから送り出すとか…。

杉作:いやぁ、それでもやるときはやるでしょう! でも、自分が本命であれば、絶対に男性は帰ってきますよ。男はいちばん大事な場所はどこかっていうのはしっかりわかってるから。

しみけん:でも、そんなこと言われても女性としては納得いかないでしょ?

紗倉:もちろん理解できないですよ! なんでそんな「いつか帰ってくるから今は自由に浮気させておきましょ」みたいな、お母さん的包容力を求められなくちゃいけないの? って思っちゃう。

杉作:でも、セックスがいちばん気持ちいいのも、実は本命の女性なんですよ?

紗倉:そうなんですね。でも本命の女性がそんなに気持ちよくても、ほかの女性としたいんですか?

杉作:そうですよ。

紗倉:ええ!? やだ〜!

杉作:アクシデントが起きちゃうんですよ。目の前に女性が出てきちゃいますから。

しみけん:杉作さん、アクシデントが起きない場に身を置けばいいじゃないですか(笑)。

杉作:刑務所くらいしかないじゃないですか(笑)。でも僕は今、もうケータイも持っていませんから。ケータイからすべての過ちが始まるってことがわかってるし、自分がいかに危ない人間かがわかっていますから、ケータイは持ち歩かないようにしました。

紗倉:(笑)。ケータイからの誘惑はすごいですもんね。

杉作:そうなんですよ。でも、浮気のことでいえばね、そのときどこかにあるのは、本命とのセックスがいまひとつつまらない、ということなんです。これは間違いないんです。もし男が浮気をしたら、セックスに何か不満があるということだと思ったほうがいいですよ。

紗倉:ていうことは、セックスさえ満点だったら…。

杉作:そうなんです! 浮気をしたことを怒ったりする前にセックスを磨け、ってね。

杉作J太郎さん 男の墓場プロダクション代表。今秋、映画『チョコレートデリンジャー/アニメ封入版』が完成。10/21〜センチメンタルコリーダ映画祭開催。

紗倉まなさん 小説家としても活躍し、デビュー作の『最低。』は、映画化が決定。初の長編小説『凹凸』(共にKADOKAWA)も好評。

しみけんさん 著書は『光り輝くクズでありたい』(扶桑社)など。ツイッター(@avshimiken)には、セックスに関する名言がいっぱい。

※『anan』2017年8月16・23日号より。写真・中島慶子 イラスト・山中玲奈 

(by anan編集部)