「どんな映画予告編もスマッシュヒットの超大作に見せることができる公式」がYouTubeで公開されています。詳細な映像は一切なし、サウンドや音楽と共に「ここでメインキャラクターの希望が感じられるショットを入れる」「ここで悪役が運命論について語る」といったシーン&台詞の指定が文章で示されるだけなのに、音楽の盛り上がりを聞きつつムービーを見ると、なぜか「見える……この文章の後ろに超大作の映像が確かに見える……!」となってしまうデキになっています。

How To Make A Blockbuster Movie Trailer - YouTube

物語の開始を知らせるような「ポーン……」というピアノの一音。



低音のサウンドがピアノの一音に重なるのと同時に、エスタブリッシング・ショットが表示されます。



さらに「ポーン……」と一音だけのピアノの音が響き……



バーンという低音のデジタルサウンド。



その後に「これこれの物事について疑問に思ったことはあるか?」というような重いテーマ、あるいは疑問を呈するモノローグが聞こえてきます。



そしてすぐに疑問が「それは真実だ」と自問自答の形に。



製作スタジオからのメッセージであるバニティカードが一瞬だけ表示され……



往年のヒット曲のカバー曲が流れだします。



バーンというデジタルサウンドと共に、派手なVFXシーンが映し出されます。



冒頭の象徴的な言葉と映像に続く形で、具体的なストーリーラインが示されていきます。ある人物が日常の中で不吉な電話を受け取ると、「ことは起こってしまった。全てが破壊される」とシリアスな声が響きます。



カバー曲の歌声に、もう1つ別のボーカルが加わり、電話を取った人が「誰かがこれを止めなきゃならないんだ!」とアクションを起こします。



ここで希望が感じられるメインキャラクターのショット。「その誰かは……」



「君だ」という声と共にバンバンバンバン、と短い4つのシーンが連続して展開されます。



誰か、あるいは何かに悪いことが起こったシーン。



短いショットが重ねられ、映像も音楽もスピード感を増していきます。



音楽が最大に盛り上がったところで……



「今夏」「春」「秋」「クリスマスに」という大体の公開時期が勢いよく現れます。



見どころであるVFXシーンのモンタージュ。



監督の名前。



音楽は同じメロディラインが流れ続けていますが、アレンジが変化していき、より力強いサウンドになります。



迫力のあるVFXシーンを映しつづけ、盛り上げます。



そしてモンタージュシーンは、「僕は選ばれた人間なんかじゃない。これを止められるような人間じゃないんだ。君こそが選ばれた人だ」というような、メインキャラクターの運命に対して疑問を投げかけるシーンで締めくくられます。



そして、「俺の手を取れ!」といったセリフに続くかたちで「ブウウン」というサウンドと弦楽器の音が緊張感を高めていき……



出演俳優の名前が表示されます。



ここでカバー曲の盛り上がりはピークに。メインキャラクターの活躍シーンが映し出されます。



悪役によって運命論あるいは因果について示されます。「すべてのアクションは、それと真逆に位置するリアクションと等価であり……」といった感じで、文章を途中で途切れさせておくのがポイント。



VFXによる決定的瞬間を少し長めにホールドさせて……



音楽が途切れ、「私が、そのリアクションだ」と、途中で途切れていたモノローグをここで完結させます。



ドーンと映画のタイトル。



詳細な公開日時。



制作会社・監督・プロデューサーなどの情報が表示されておしまいです。