Doctors Me(ドクターズミー)- これぞ進化系育児!?「子育てシェアハウス」のメリット・デメリット

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皆さんは、多世代で家事や育児をシェアして行う「子育てシェアハウス」という取り組みがあるのをご存知でしょうか?

学生のシェアハウスはよく耳にしますが、様々な事情により他人と協力して行う子育ての新しい形が、ネットでも話題になっています。

今回は、賛否両論ある子育てシェアハウスのメリット・デメリットを、医師と一緒に考えていきましょう。

子育てシェアハウスとは



子どものいる家族を含む者同士が、一つの家を共有して住むケースを「子育てシェアハウス」と呼びます。

血縁関係のない者同士が、リビング・水回りなどを共有して住む「ルームシェア」や「シェアハウス」は日本でも徐々に普及しています。

子育てシェアハウス利用者のケース例



正確な統計はないですが、以下のようなケースが子育てシェアハウスの恩恵を感じやすいのではないかと考えられます。

・自分の両親、義両親などの援助を得られないが、共働きで育児をしている場合

・ひとり親の家庭

・一人っ子だが遊び相手が欲しい場合

など

子育てシェアハウスのメリット 

居住面積の広さ





一家族だけでアパートやマンションを借りるよりも、共有面積を含めれば費用を押さえて、広い家に住むことができます。

家事・育児負担の軽減





家事を分担し当番制などにすれば、家事から解放される時間を作ることもできます。

また、公平な制度を作ることができれば、一時的に育児を任せあうこともでき、育児の相談をしたり、一緒に出掛けたりすることで、孤独を感じる機会も減るかもしれません。

場合によっては、お金を出し合って家事手伝いやベビーシッターを雇うことも考えられます。

子どものコミュニケーション能力の向上





子ども同士で遊んだりコミュニケーションすることで、発達を促す効果もあるかもしれません。

親以外の大人や、きょうだい以外の多様な年齢の子ども達と日常的に接することで、多様な価値観や考え方に触れることが期待できるかと思います。

親に余裕が生まれ、穏やかな気持ちで過ごすことができれば、子どもの情緒が安定するなど良い影響があるかもしれません。

子育てシェアハウスのデメリット 

プライバシー問題





設計によっては、騒音問題などで一人で静かに休みたくても難しかったり、プライバシーを守りにくい場合もあるかもしれません。

価値観の違い





家事・育児の分担で不公平感が出る可能性もあります。

個々人で価値観が異なるため、例えば掃除一つにしても、「ここがきれいになっていない」「この程度で十分」という考え方の違いからトラブルになったり、文句が言えずにストレスがたまるかもしれません。

互いに助け合い、支えあうという気持ちであればよいのですが、家事や育児を完全に公平に分担し合うということは難しく、個人の得意不得意もあるため、特に人数が多くなるほど問題も生じやすいと言えるかもしれません。

子ども同士のトラブル





子ども同士のトラブル・事故・ケガの場合にどうするかといった問題も解決する必要があります。

年齢・環境の変化による負担





子どもの年齢が変わると、必要な世話や環境も変わりますし、大人も病気や失業などで役割分担が難しくなる時期もあるかもしれません。その変化に対応できるかも問題になります。

最後に医師から一言



近年話題になっている、ワンオペ育児や閉鎖された家庭内での虐待といった問題への解決法の一つである可能性もあり、今後子育てシェアハウスがどの程度増加し、どのように運営されていくか注目したいと思います。

(監修:Doctors Me 医師)