アリアナ・グランデの世界ツアー『ARIANA GRANDE DANGEROUS WOMAN TOUR』のサポートアクトを務めたBeverly

 フィリピン出身の歌手・Beverly(ビバリー)が10日、千葉・幕張メッセで米歌手アリアナ・グランデの世界ツアー『ARIANA GRANDE DANGEROUS WOMAN TOUR』のサポートアクトとして登場した。カンテレ・フジテレビ系 連続ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』のオープニング曲「I need your love」など5曲を披露。会場の広さも感じさせない力強い歌声で情感豊かにそれぞれの曲を歌い上げ、観客を魅了した。

厳重な警備の中でライブ

Beverly

 この日は、5月に起きた、アリアナの英・マンチェスター公演でのテロ事件を受け、会場の警察も見回る物々しい雰囲気の中、二重、三重の厳重な荷物チェックがおこなわれた。全ての荷物チェックと身体チェックを終えた観客は駆け足でステージのあるホールの入り口に向かっていた。

 Beverlyは前面が光沢のある緑色の生地と背面が黒い生地で繋ぎ合わされたワンピース姿でステージに登場。4人の女性ダンサーをバックに「Tell Me Baby」を歌唱。全編英語詞の歌詞を伸びのある歌声で会場に響かせた。

 歌い終えると、ダンサーが去り、Beverlyは「私は去年、歌手になるためにフィリピンから来ました」と挨拶し、「どうぞ楽しんでください」と英語で呼びかけた。

 赤い照明がステージを照らす中、「私にとってのスペシャルソングです」と次の曲へ。4月から6月にかけて放送された、カンテレ・フジテレビ系 連続ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の主題歌として話題になった「I need your love」では、日本語詞と英語詞の織り交ざった歌詞を力強く歌い上げる。

 彼女が子供の頃から大好きだという、ディズニーの長編アニメーション『ライオン・キング』の楽曲「CAN YOU FEEL THE LOVE TONIGHT」は英語詞のミディアムナンバー。再び4人のダンサーが登場し、青く照らされたステージの上で情緒豊かに歌声を届ける。

切なく歌うバラード

Beverly

 ここで再びMC。「こんなに素敵なステージで緊張しますが、感動しています」と今日の舞台に立てたことを振り返った。

 そして、続いて披露された「Just once again」は日本語詞のバラード。ピアノの伴奏に乗せて、切ない片思いの心情をファルセットを使いながら優しく歌う。聴く人々の心に寄り添うような歌声に観客も静かに聞き入っていた。

 ハンドクラップから始まる「Sing my soul」は前曲とは一転、前向きな明るい曲。Beverlyは、手を叩きながら、笑顔で観客に向かい手を振る。観客からも自然と手拍子が起こった。

 最後にBeverlyは「ありがとうございました! この後、アリアナ・グランデさんが登場します。皆さん楽しみましょう!」と呼びかけ、ステージを去った。

 10月には、東京・渋谷WWWで初のワンマンライブをおこなう。そしてWWWのチケット完売につき、年末にも大阪・心斎橋JANUSと東京・赤坂BLITZでワンマンライブの追加公演を開催するなど、精力的に活動していく。すでに実力は確かなものだが、今回とはまた違う、観客とより近いステージで彼女がどの様にパフォーマンスするのか。そして、その経験を経て、シンガーとしてこれからさらに表情豊かなパフォーマンスを身に着けるのかと思うと、楽しみでならない。

【取材=松尾模糊】

ライブのもよう Beverly Beverly Beverly Beverly
ライブのもよう

セットリスト

01.Tell Me Baby
02.I need your love
03.CAN YOU FEEL THE LOVE TONIGHT
04.Just once again
05.Sing my soul