支配序盤から3部チームを相手に数的有利となったハンブルガーSV。試合終了後に「あの退場が分かれ目となってしまった」と語ったのは、しかしながらそのハンブルガーSVのマルクス・ギズドル監督の方だった。

「変に聞こえてしまうだろうがね。あれから対人戦をおざなりにこなすようになってしまったし、あまりに横へのパスが多くなってしまったし。守備も悪く、パスにずいぶんと頼ってしまっていたよ。だから今日は積極的な戦いをみせていた相手の方が、勝利にふさわしかったということさ」と言葉を続けた。「見ての通り、言い訳する余地などない」

またイェンス・トッドSDも「警戒はしていたんだ。」とコメント。「我々としては、開幕戦までの一週間をかけて冷静にものごとに対処していきたい。相手はもっているもの全てを出していた。そして我々はそうではなかったということ」と同様の見方を示している。

一方で、主将の酒井高徳は「準備期間ではとてもよかった。今日以外はとても順調だったと思うが」と語ったのだが、しかしアンドレ・ハーンは「前線でチャンスを活かせなければ。それは準備期間を通じて話し合ってきたことなんだけど。それに守備面でも一貫性に欠けていて、不意に失点を許してからはおかしな流れになってしまったよ」と反省。

酒井高徳は「これから僕たちは開幕戦までに、とにかくすぐに改善していかないといけません」と言葉を続けた。


そこでギズドル監督は「素早くこのことから気持ちを切り替えていかなくてはならない。試合に臨むのに万全ではない選手を見極めて起用法を考えていくよ」との考えを指摘。「数的有利となってから、我々はだらしなくなってしまった。パスゲームでもそうだし、特に対人戦で十分にタフに臨んではいなかったよ」と語っている。

なお移籍問題に揺れる選手たちの影響について問われると、「いい質問だ」と返答。「できるだけ早くクリアにしなくてはならない」との考えを述べた。「ただそれでもまったく理解はできないがね」「選手たちはハンブルクと契約を結んでいて、所属している日はそのぶんだけサラリーをもらっているのだ。だから全力をつくすものだと期待しているがね」

一方で膝の負傷から回復を目指すフィリプ・コスティッチについては「コスティッチについては、週末はいけるのではないかと思う」と期待感をしめし、さらに中盤の中軸を担う「とても重要な存在となるだろう」と期待するアルビン・エクダルについても「週末までにテストして様子をみていくことになる」と復帰の可能性を示唆している。