Bordeaux-11 1980 105×159 cm (c)Keiichi Tahara

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 今年6月に逝去した写真家の田原桂一と、ダンサーの田中泯によるフォトセッションを公開する展覧会「田原桂一『光合成』with 田中泯」が、原美術館で開催される。会期は9月9日から12月24日まで。
 2人のフォトセッションは、1978年から「光と身体の関係性」の探究を目的にスタート。光や空気を受け止め自らの身体で表現する田中の姿を、田原は色彩を一切排して光と影のみで表現している。2016年には、過去のコラボレーション作品を写真集「Photosynthesis 1978-1980」にまとめると同時に、36年ぶりにフォトセッションを再開し新作を撮影。展覧会の形では日本初公開となる今回は、1978〜1980年に撮影した作品の中から41点、2016年に撮影された新作から5点のモノクロ写真を展示する。会期中、コラボレーションの締めくくりとして、田中によるダンスパフォーマンスを実施。同美術館でパフォーマンスを行うのは1985年に開催された「第5回ハラアニュアル展」以来となる。
 田原は1971年に20歳で渡仏。光そのものを探究するためにパリを拠点に写真を撮り続け、木村伊兵衛写真賞やフランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞など数多くの賞を受賞した。1960年代にモダンダンサーとして活動を始めた田中は、1974年以降は独自のダンスや身体表現を追究。1985年に山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を行っている。