大好きなクラブの人間に化けて、そのチームの選手たちが滞在するホテルに紛れ込み、憧れの監督や選手たちとのセルフィーに成功する――そんなことを実際にやってのけたのが、長友佑都が所属するインテルのあるサポーターだ。イタリア『lostrillonenews』が報じた。

物語の主役は、27歳のインテルファン、マッティア・ヴェルデさん。舞台はインテルが12日にベティスと親善試合を行ったレッチェだ。インテル一同は11日にブリンディシの空港に到着し、ここからバスでレッチェのホテル・ヒルトン・ガーデンに向かった。

インテルの大ファンであるマッティアさんは、インテル幹部が着るのと同じ服装で、選手たちを乗せた大型バスと、幹部たちを乗せた2台のミニバスを追いかける。彼の夢は、愛するインテルのキャプテンを務めるマウロ・イカルディと会い、セルフィーを撮ることだった。


ホテル到着時、選手たちを乗せた大型バスは裏口につけたが、幹部たちを乗せたミニバスは正面入り口へ。すると、マッティアさんも同じく正面入り口に車をつけ、インテル幹部たちと同時に車を降り、一向に混ざったのだ。

『lostrillonenews』によると、マッティアさんはインテルの幹部たちと連日の暑さや街の美しさなどについて談笑したという。その後、ホテル側から案内されると、マッティアさんもインテル幹部たちと一緒に中へ入っていった。

ホテル側から予定を尋ねられたときも、マッティアさんは何食わぬ顔で応じたという。そしてエレベーターから自身のアイドル、イカルディが降りてくるのを見るや、マッティアさんはキャプテンに近づいて写真撮影を求めた。

さらに、マッティアさんはルチアーノ・スパレッティ監督やミラン・シュクリニアル、エデル、クリスティアン・アンサルディ、ダニーロ・ダンブロージオといった面々とのセルフィーにも成功。さらには短時間の動画も撮影している。

名門インテルの訪問とあり、ホテルの外では一目見ようと大勢のファンも集まっていた。その騒ぎに困ったホテルから、サポーターをなだめるように求められたのも、マッティアさんだったという。

マッティアさんは隠れることなく、サポーターたちに、選手たちがもうじき出てくるから写真を撮影できると説明したそうだ。そして実際にそのとおりになったという。「幹部」の言うこととあり、選手たちも従わざるを得なかったのだろうか。

辺りが暗くなってから、マッティアさんは自身の車に戻り、ホテルを立ち去ったという。あまりに見事な成功を収めた侵入作戦を、マッティアさんは誇りに感じているのかもしれない。『lostrillonenews』をはじめ、“武勇伝”を報じるメディアの報道をSNSで紹介している。