メキシコ1部リーグのUANLティグレスに所属するフランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャック選手(左)と、メキシコ北部ヌエボレオン州モンテレイのラ・パストーラ動物園で生まれたベンガルトラのジニャック(2017年8月15日作成)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サッカーメキシコ1部リーグのUANLティグレス(UANL Tigres)に所属するフランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャック(Andre-Pierre Gignac)が、数百人の小学生によって地元の動物園で生まれたばかりのベンガルトラの名前に採用された。トラの名前は地元の学校に通う6歳から12歳の子ども約3000人から募集して選ばれ、ジニャック選手は近日中にも自身の名前がつけられたトラに会いに行くとしている。

 メキシコ北部ヌエボレオン(Nuevo Leon)州モンテレイ(Monterrey)のラ・パストーラ動物園(La Pastora Zoo)で生まれたトラのジニャックは、生後間もなく母親から引き離されることを余儀なくされた。園長のエドガー・アコスタ(Edgar Acosta)氏は、母親が「初めての出産で育児経験がなく、親としての資質が備わっていなかった」としている。

 人間に育てられた生後6か月のジニャックは、所属するティグレスでマスコミなどに対して強硬な態度を示すことで知られているジニャック選手とは違い、園長いわく「とても従順に育っている」という。

 31歳のジニャック選手は、今年2月の試合で敗戦後のインタビューを強引に切り上げて物議を醸すと、5月に行われたリーグ戦のプレーオフ決勝でも報道陣から敗因に挙げられたことを受け、「マスコミのせいだ」としてメキシコを去ると激怒していた。

 それとは正反対の性格をしているトラのジニャックについて、アコスタ氏は「とても扱いやすく、遊び好き」と話しており、自分のオフィスに連れて来ることもあるという。

 アコスタ氏はまた、ジニャック選手が世間の評判とは裏腹に今回のニュースを喜んでいると明かし、AFPの取材に対して、「とても喜んでいて、子どもたちが彼を思い浮かべて、このように認識してくれていることを誇りに思っている」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News