英男性、ドイツから帰国するフライトはなぜかラスベガスに(画像は『The Times UK 2017年8月14日付「Man boards wrong flight and ends up 8,500 miles from home」』のスクリーンショット)

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営業の仕事を終えたその男性は、ドイツのケルンからイギリスに戻る飛行機に乗った“はず”であった。しかしいつまで経っても着陸態勢に入らない飛行機に、彼はその航路が目的地から大きく逸れていることを悟ったという。独・格安航空会社の失態を『The Sun』『Mirror』『Metro』ほか多数の英メディアが報じている。

搭乗者を異なる便に誘導してしまうという空港地上職における最大のミスを犯したのは、ドイツのLCC「ユーロウイングス(本拠地:デュッセルドルフ)」。被害にあったのはドイツのケルン・ボン空港から英エセックス州のロンドン・スタンステッド空港に戻ろうとしていたビジネスマンのサミュエル・ジャンコウスキーさんであった。

本人が乗るはずであったフライトは約1時間10分で距離にして370マイル。しかしうたた寝から目が覚めても着陸に向けたアナウンスがまったく流れない。周囲の乗客たちは平然としており、サミュエルさんはそこで自分の乗っているフライトに疑問を抱いた。隣の乗客に目的地を尋ねたところ「ラスベガスですよ」という返事で、そこは5,500マイルほど離れており所要時間も11時間近くになる。彼はわざわざ12ユーロの料金を支払って機内でWi-Fiを使用し、アプリのWhatsAppから妻に連絡したという。

しかし、さらに大きな問題が彼を悩ませた。ラスベガスに到着すると米国移民局(U.S. Citizenship and Immigration Services)は彼を不審者として扱い、留置場のような所に閉じ込めてずっと監視した。ラスベガスからは一旦ケルンに戻るフライトを利用することになったが、この旅費はサミュエルさんが負担することに。ここで彼の我慢は限界を超えてしまった。

2日後にやっと地元のエセックス州に戻れたサミュエルさんであったが、ユーロウイングスに対するクレームが激しすぎたのか、自分が搭乗拒否のブラックリストに入れられてしまったことをケルン到着時に知ったという。『Daily Mail』に「その飛行機に乗り込むまでに、ユーロウイングスのスタッフによる搭乗券のチェックを3度も経ていたのですよ。それなのに違うフライトに誘導されてしまった。彼らスタッフの仕事ぶりはまさに怠慢、不適格はなはだしい」とサミュエルさんは怒りをぶつけている。一方このたびの呆れるようなアクシデントについて、ユーロウイングスの広報担当者は『Daily Mail』の取材に発券サービス時に人為的なミスがあったことを認めるも、「事件はすでに解決済です」と回答している。

搭乗券とチェックに関するトラブルとして過去にはこんな例も大きく報じられた。被害に遭ったのは英デヴォン州の女性で、アルハンブラ宮殿観光のためロンドン・ガトウィック空港からブリティッシュ・エアウェイズ機でスペインのグラナダへ飛ぶはずが、飛行機はなぜかカリブ海のセントルシア島へ。空港カウンターの職員が“Granada”と“Grenada”の文字を間違えたことが原因であった。同エアラインはミスを認めてすぐに謝罪。彼女のマイレージに特別ポイントを付与してくれたそうだ。

画像は『The Times UK 2017年8月14日付「Man boards wrong flight and ends up 8,500 miles from home」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)