ジェラードの後を受け継ぎ、2015-16シーズンからリバプールのキャプテンを務めているヘンダーソン(右)。しかし、そんなイングランド代表MFの言葉も、コウチーニョには届かなかったようだ。 (C) Getty Images

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 やはり当人の気持ちは、バルセロナでの生活に傾いているのだろうか? 現地時間8月14日、英紙『サン』は、リバプールのジョーダン・ヘンダーソンがバルサへの移籍が噂されるフィリッペ・コウチーニョの慰留に失敗したと報じた。
 
 8月3日にパリ・サンジェルマンへ移籍したネイマールの後釜として、バルサから熱心な誘いを受けているコウチーニョ。リバプールは、8月11日に1億ユーロ(約128億円)ともいわれるオファーに対して、「売らない」と公式声明を発表していた。
 
 しかしその後、情報は錯綜。クラブの「売却拒否」声明発表の数時間後には、英国メディア『スカイスポーツ』が「コウチーニョはトランスファー・リクエストを出した」と報道。これにリバプールは「リクエストは断った」としながらも、同選手を翌12日のプレミアリーグ開幕戦のワトフォード戦で欠場させていた。
 
 さらに現地時間8月15日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ・プレーオフのホッフェンハイム戦でも、メンバーからは外れている。その理由は「背中に痛みを抱えている」ということだが、状況が状況だけに、退団に向けた動きと勘ぐれなくもない。
 
 指揮官のユルゲン・クロップは前日会見において、「誰もが彼のことに興味を持っていると分かっているが、私が言えることは全て喋った」と明言を避けているが、チームキャプテンは、コウチーニョの退団は避けられないという見解を示している。
 
 サン紙によれば、リバプールの主将であるイングランド代表MFのジョーダン・ヘンダーソンは、コウチーニョの説得を試みたものの、「この状況に影響を及ぼすことはできなかった」と、失敗に終わったことを明かしたという。
 
「フィリッペは僕のチームメイトだから会話をした。けど、状況を変えられたとは思えない。でも、僕は彼をリスペクトしているし、それは他のチームメイトも同じだ」
 
 直接の慰留に失敗したヘンダーソンだが、「難しい状況にある。でも、誰に聞いてもみんな『コウチーニョに残って欲しい』と言うだろう。彼はワールドクラスの選手だからね」と、残留への希望を口にしてもいる。
 
 リバプールとは1月に2022年6月までの5年契約を締結していたコウチーニョ。そんな背番号10に対して、現在U-18リバプールの指揮官を務めるクラブのレジェンド、スティーブン・ジェラードは「今じゃなければ、二度とそれを叶えられないと思って、コウチーニョはパニックになっているんだよ」とコメントしている。
 
 急転直下で退団が決定する可能性もあるコウチーニョ。はたして、リバプールの面々の残留を求める想いは届くのだろうか? 引き続き、その動向に注視したい。

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