インド北部ウッタルプラデシュ州ゴラクプルのババ・ラガフ・ダス病院の脳炎患者病棟で、子どもの手を握る母親(2017年8月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州ゴラクプル(Gorakhpur)の公立病院で入院中の子どもたちが酸素不足により相次いで死亡したとされる問題で、週末にかけて新たに25人が亡くなり、死者数が85人に達したことが分かった。当局がAFPに明らかにした。

 先週、ババ・ラガフ・ダス(Baba Raghav Das)病院の院長に就任したばかりのP・K・シン(P.K Singh)氏は14日、AFPの取材に応じ、「12日に12人、13日に13人の子どもが死亡したことを確認した」と話した。

 これに先立って発表されていた公式声明では、今月7日から5日間で60人の子どもが死亡したことが明らかにされていた。

 同病院はインドでも最も貧しいとされている地域の一つにあり、毎年、日本脳炎および急性脳炎症候群(AES)で多数の子どもが死亡している。特にAESは国内東部および北部地域で多発している。

 シン院長は、週末に亡くなった25人の大半はAESの患者だったことを明らかにし、同院における「患者体験の改善」を図ることを約束した。

 インドのメディアは、小児科病棟での酸素不足が原因で10日と11日に子ども30人が死亡したと伝えており、吸入用酸素の代金が支払われていなかったために、業者が酸素供給を停止したとの報道もある。

 一方で地元当局は、酸素供給が途絶した原因の調査に乗り出したものの、病院側に責任があるとする報道を否定している。
【翻訳編集】AFPBB News