ドローボールでティショットを放つ比嘉(撮影:村上航)

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<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇13日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(6,655ヤード ・パー72)>
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でキム・ハヌル(韓国)とのプレーオフを制し、4年ぶりとなるツアー優勝を果たした比嘉真美子。前回の優勝(2013年のリゾートトラストレディス)時とは異なり、現在はフリー契約の立場で臨んだクラブセッティングによって、今季初優勝をもぎとっている。
今季初優勝をゲット!比嘉真美子の実戦的セッティング
近年、ドライバーショットの方向性に悩んでいた比嘉が、現在使用するドライバーは「G400 LSTEC」。ヘッド体積445ccと中型ながら、重心深度が非常に深く球が上がりやすい設計であり、かつ重心距離が大きいためフェースが返りすぎない最新モデルだ。クラブの専門家である筒康博に聞いてみた。
「ドローヒッターである彼女にとって、大きく左へ球が曲がるチーピンは致命傷。不調時の彼女はチーピンのみならず、これを嫌がって出る右へのプッシュアウトにも悩んでいました。チーピンに悩むドローヒッターは、フェースが返りやすいヘッドだと意図しない時にフェースが閉じすぎて、余計に左へ球を曲げやすくなります。彼女が使用する『GBB EPIC Sub Zero』フェアウェイウッドも同様ですが、適度な重心距離があることでフェースが必要以上に返りすぎず、左へ曲がるリスクを減らせます。また、球が上がる安心感により、余計なスイングの動きをしにくくなるメリットもあります」(筒康博)
ドライバーシャフトは純正モデルを使用している。速いスイングリズムで振る比嘉にとっては少々柔らかめのモデルでも、打ち急ぎを防いでくれるのは大きいはず。また、ミスヒット時にもある程度のスピン量が得られるので、安定したキャリーと方向性を獲得できる。
また、面白い設定なのがウェッジ構成。ロフトは50度、54度、56度と3本投入しているが、バンスはすべて10度でそろえられている。「すべて同じバンス設計だと深いラフやアゴが高いバンカー、距離のあるバンカーなど、多様な難ライに対してラクに対応できます。必要な弾道に対し、ロフトを選ぶだけで同じスイングで振れ、同じヘッドの操作性で打てるメリットがありますね」(筒康博)という。
フリー契約の立場を選び、実戦で使えるクラブによって勝利を手繰り寄せた。
【比嘉真美子のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:PING G400 LSTECドライバー(10°、PING TOUR/S)
3W:GBB EPIC Sub Zero(15°、TOUR AD TP-6/S)
5W:GBB EPIC Sub Zero(18°、TOUR AD TP-6/S)
UT:ビッグバーサ アルファ815(23°)
5I〜PW:PING i200アイアン
ウェッジ:キャロウェイマックダディフォージド(50°、54°、56°)
PT:オデッセイMILLEDCOLECTION 2M TX
BALL:タイトリストプロ V1(17年)
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/スイング・ギアに深く精通しており、アルバ本誌でもお馴染みのフィッター&クラフトマン。ギア専門誌「PCM」では、ギアの計測と執筆も行っている。ツアープロのコーチングも行い、クラブとスイング両面から7万人以上のアマチュアにアドバイスした経験を持つ。
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