生産した卵から殺虫剤の成分が検出された農場=15日、広州(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】卵から基準値を超える殺虫剤の成分が検出された問題で、韓国政府は15日、国内の全ての産卵鶏農場について調査を行うことを決めた。

 農林畜産食品部はこの日0時から全ての産卵鶏農場の卵の出荷を中止させる一方、全ての産卵鶏農場を対象に殺虫剤の検査を開始したと明らかにした。

 同部は当初、飼育数が3000羽以上の産卵鶏農場についてのみ検査を行う方針だったが、全国約130カ所の3000羽未満の小規模農場についても検査を行うことにした。

 農林畜産食品部の関係者は「全国の3000羽以上の産卵鶏農場は約1300カ所に及ぶが、3000羽未満の小規模な農場は130カ所に過ぎず、同時に(検査を)行う方針に変更した」と述べた。

 同部は予定通り3日以内に調査を完了させるため、国立農産物品質管理院(10カ所)、各自治体の動物衛生試験所(17カ所)などの検査機関がフル稼働していると説明した。

 また韓国の卵の安全性管理強化のため、14日に関係官庁および官民合同でタスクフォース(TF)を構成し、全数検査の進行状況と卵の需給状況など対策の推進状況を24時間モニタリングしている。

 農林畜産食品部の関係者は「関係官庁、地方自治体、民間と緊密な協力体系を構築して消費者と生産者に及ぼす影響を最小化し、再発防止対策も速やかに講じる計画だ」と述べた。

 一方、同問題を受け、スーパー大手3社のイーマート・ホームプラス・ロッテマートや農協ハナロマート、コンビニエンスストア大手のCU・GS25・セブンイレブンは卵の販売を一時中断することにした。

 流通業界関係者は「鳥インフルエンザの影響で供給量が減り、一部製品の販売が中断されたことはあるが、大手スーパーやコンビニで全ての卵製品の販売が中断されるのは初めて」として、「市場で大きな混乱が予想される」と述べた。