ミラン構想外のバッカ、3季ぶりスペイン帰還へ ビジャレアル期限付き移籍で最終交渉

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約21億円の買い取り義務を付ける条件を提示 本人は練習参加せず

 ACミランのコロンビア代表FWカルロス・バッカが、スペインのビジャレアル移籍でクラブ間交渉が最終局面に入っているという。

 イタリア衛星放送局「スカイ・イタリア」や、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 14日のトレーニング前にミラネッロ(ミランの練習場)に姿を現したバッカだが、練習には参加しなかったという。ミランとビジャレアルの交渉は1600万ユーロ(約21億円)から1800万ユーロ(約23億4000万円)の移籍金、そして期限付き移籍に買い取り義務を付けるかどうかなどで進められていたが、大きな進展を見せた。

 現状でミランは、200万ユーロ(約2億6000万円)から300万ユーロ(約3億9000万円)のレンタル料での期限付き移籍に、約21億円の買い取り義務を付ける方向で最終的な条件を提示。「イエロー・サブマリン」の異名で知られるビジャレアル移籍に近づいているという。

ミランはベロッティ獲得資金確保の狙いも

 バッカはミランでの2シーズンでリーグ戦合計31ゴールを記録。ゴールゲッターとして存在感を示したが、途中交代に激怒し、試合終了前にスタジアムを後にするなど問題行動も目立った。今季ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想外と伝えられており、UEFAヨーロッパリーグのプレーオフ登録メンバーからも外れていた。

 昨季終了後にバッカの代理人は、来年のロシア・ワールドカップ本大会でのコロンビア代表入りを確実なものにするためにも、出場機会を安定的に得られるクラブへの移籍を求めていると明かしている。一方でミランは、トリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティの獲得に本腰を入れていると報じられており、バッカ放出でその資金を確保する狙いもあるようだ。

 2015年夏にスペイン強豪セビージャからやってきた点取り屋は、慣れ親しんだリーガで再び大暴れすることになるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images