バッカ(左)の放出に動くミラン。代役はカリニッチ(右)か?(C)Getty Images

写真拡大

 ミランに所属するコロンビア代表FWのカルロス・バッカが現地時間8月14日、チームの集合時間に4時間も遅れ、練習を欠席したという。退団に迫っているようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じた。
 
 過去2年のミランでエースだったバッカだが、クラブの身売りとその後の大型補強を受け、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想から外れた。ヨーロッパリーグ予選3回戦の2試合でメンバー外となったことからも、指揮官が戦力外としていることは明らかだ。
 
 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙などによると、ビデオ・アシスタント・レフェリーの講義も行なわれた14日、バッカはチームメートから4時間も遅れてミラネッロ(練習場)に到着。講義やトレーニングには参加しなかったという。
 
『スカイ・スポーツ』は、バッカがすでにロッカーの整理も済ませたと報道。『コッリエレ・デッロ・スポルト』紙は、チームメートに別れの挨拶をしたとも伝えている。
 
 バッカの行動は、移籍に向けて交渉が進んでいることを示唆しているだろう。古巣セビージャへの復帰やマルセイユ行きが噂されていたコロンビア代表FWだが、ここにきて新天地候補の最右翼に挙がっているのがビジャレアルだ。
 
 スカイ・スポーツによれば、ミランとビジャレアルは、1700〜1800万ユーロ(約21億7000万〜23億円)での買い取り義務つきレンタル移籍を交渉しているとのこと。両クラブはこの夏、アルゼンチン代表DFのマテオ・ムサッキオの移籍をまとめるなど良好な関係を築いている。
 
 一方、新ストライカー探しを続けてきたミランは、フィオレンティーナのニコラ・カリニッチの獲得に迫っているようだ。スカイ・スポーツは、総額2500万ユーロ(約32億円)で両クラブが合意に近づいていると報じた。クロアチア代表FWはこの夏、ミランからのラブコールを受けてクラブに移籍を志願。フィオレンティーナでも指導を受けたモンテッラ監督とミランで再会することになるか。
 
 この夏のミランは、アルバロ・モラタ(R・マドリー→チェルシー)、アンドレア・ベロッティ(トリノ)やピエール=エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)、ジエゴ・コスタ(チェルシー)、ズラタン・イブラヒモビッチ(フリー)などのワールドクラスを狙っていたが交渉が難航。“保険”だったカリニッチで手を打つのかもしれない。
 
 なお、フィオレンティーナはカリニッチの代役としてジェノアFWのジオバニ・シメオネを獲得すると見られている。