15日、韓国の文在寅大統領が光復節(日本統治からの解放記念日)を迎え開かれた記念式典で演説し、日韓間の歴史問題の解決には「日本の指導者たちの勇気ある姿勢が必要だ」と述べた。写真は文在寅大統領。

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2017年8月15日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が光復節(日本統治からの解放記念日)を迎えソウル市内で開かれた記念式典で演説し、「日本軍慰安婦や強制徴用など韓日間の歴史問題解決には、人類の普遍的な価値と国民的な合意に基づいた被害者の名誉回復と補償、真相究明と再発防止の約束という国際社会の原則がある」として、問題解決には「日本の指導者たちの勇気ある姿勢が必要だ」と強調した。

また、日韓両国の関係について「もはや2国間関係を超え、北東アジアの平和と繁栄のため協力し合う関係に発展していかなければならない」とし、「過去の歴史と歴史問題が韓日関係の未来志向的発展の足を引っ張り続けることは望ましくない」と述べた。

ただ「われわれが韓日関係の未来を重視するからといって、歴史問題を覆い隠し見過ごすことはできない」とも発言、「むしろ歴史問題をきっちりと決着した時に、両国間の信頼がより深まる」と付け加えた。

韓国の人々の愛国心がとりわけ盛り上がる光復節だけに、この大統領の演説にはネットユーザーから「ありがとう」「感激した」「文大統領でよかった。頼もしい」「正しいことを言ってくれた」「この2017年は第2の解放のようだね」など、積極支持のコメントが集まっている。

また、「大統領の歴史観がきちんとしていれば国の格も変わってくるはず」「まともな慰安婦問題の交渉のために力を尽くしてほしい」など期待する声や、「安倍(晋三)さん、ちゃんと聞いてね」「口だけで安保や愛国をうんぬんしていた人たちは聞いてるか?これこそ国らしい国だ」といった指摘も。

しかし一方で、「日本の指導者に勇気なんかあるか?」との指摘や、「(演説に)コリア・パッシングを招きそうな危険な発言が多い。現実を度外視した理想主義的な発想ばかりだ」「大統領なら誰でも言いそうなことをやたら深刻ぶって…。大衆の人気に執着してないで、現実に即した政治、庶民の経済に気を遣ってくれ」と批判的なコメントも少数ながらあった。(翻訳・編集/吉金)