番餅(ばんぴん)は重慶飯店では鉄板。大人数で切り分けて食べるように作られている

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四川料理の名店「重慶飯店」。横浜中華街でも有数の老舗だ。そのみやげ店「重慶飯店 横浜中華街 第一売店」では、その重慶飯店が手掛ける手みやげ類が購入できる。何を買おうか迷った際は、こちらへ立ち寄ってみよう。TPOに合わせた手みやげが見つかるハズだ。

【画像を見る】工芸菓子を並べてみると、花びらの形が少しずつ違う。職人の手作業だということが伝わる

■ 職人の手作業による定番品

中華菓子はもちろん、レストランで出されている料理のレトルトやチルドの点心まですべて職人の手作業により作られているところがポイントだ。そして、この定番商品も手作業で作られている。

「番餅(ばんぴん)」(1本918円)。表面にはローストしたクルミを一面にまぶしてある。月餅のあんでもある豆沙餡(とうさあん)を使用し、細長い筒状の生地で包んでいる。意外にも軽やかで、口当たりもいいのが特徴。また、香港のデザイナー、アラン・チャンが手がけたパッケージは、目上の人への手みやげにも使えるほど上品。こんな気配りが、手渡すときにはありがたい。

■ 華やかな工芸菓子で女子ウケも

白い菊の花をモチーフにした「菊花酥(キッカス)」(216円)と、桃色の花びらで包んだ「白花酥(パイファス)」(216円)。

こちらは、いわゆる「工芸菓子」と呼ばれるもの。ひとつずつ手作業で職人があんを包んだサクサク食感のパイ。こちらもまた、もらってうれしい手みやげ。思わずSNSにあげたくなるビジュアルは、女性相手にもよさそうだ。

ちなみに、中華菓子では「餅(ピン)」と「酥(す)」に大きく分けられ、名前に「酥(す)」が付くものは職人技が光る工芸菓子のことを指すのだそう。

■ 仲間との会話のネタになるもの

「フォーチュンクッキー」(8個入507円)もおもしろい。曲のタイトルにもなり一躍有名になった、おみくじが入った中国の菓子。パリッとしたクッキーを割ると中からおみくじが出てくる。ひとつずつ個包装されているので、仲間で分けるのも楽しい。

ちなみに、筆者が割ってみたところ、出てきたおみくじに書いてあった言葉は「相手の立場を考えて」。もうひとつ割ったら「夜道に気をつけて」だった。

■ 迷うにも楽しい手みやげワールド!

上記のほか、重慶飯店のレストランの名物が家庭で作れる「麻婆豆腐醤」(1個330円)など、選ぶのに迷ってしまうほど色濃いラインナップ。特に第一売店は、他の支店に比べて品数も豊富。中華街の入口付近に位置し、駅からのアクセスもよい店舗だ。手みやげの相手にあわせて選ぶにも、きっと役立つだろう。【横浜ウォーカー】