蔡英文総統

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(台北 15日 中央社)蔡英文総統は13日、司法記者を招いて懇親会を開き、司法改革に関する意見交換や質疑応答などを行った。蔡総統は「国民感情」の重要性に言及し、法律は国民の生活と共にあるべきで、量刑や判決などは分かりやすくなくてはならないとする見解を示した。

総統府が招集する司法改革国是会議の総括会議が12日に開かれた。会議では、国民参与裁判制度の関連草案を年内に完成させ、来年にも立法院(国会)に送られる見通しが示された。だが、陪審制にするか参審制にするかは意見が分かれているという。蔡総統は、現行の制度がまだ不完全で変革が必要であることは確かだとし、市民参加の実現への意気込みを見せた。

蔡総統は司法改革が市民の意識改革にも及ぶことに言及。人々の法律に対する教養の向上や法律教育が大切だとし、重大な司法案件に直面した際、適切な判断を下せるようにすることが目標だと述べた。だが、それには生活の中での経験の積み重ねが重要で、重大事件の発生時はメディアが市民を教育する絶好の機会になると語った。

台湾では司法院が2011年、満23歳以上かつ高卒以上の国民が一審の裁判に参加できるが有罪・無罪の判断を下す権限は持たないとする「人民観審制度」構想をまとめた。翌2012年に関連草案が立法院に送られたが、一部議員の反対により棚上げされてきた。

(劉世怡/編集:楊千慧)