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ナス、オクラ、ズッキーニなど夏野菜のおいしい季節ですが、ちょっとかためのものや舌触りが独特なものが多く、「子どもが苦手だから…」と、なかなか食卓に上らない家庭も多いでしょう。

しかし、それらの夏野菜をひっくるめて、「揚げびたし」にしてはどうでしょうか。やわらかくなって子どもでも食べやすく、常備菜としても大活躍! 夏バテで食欲がないときでも重宝する一品ですから、旬の恵みをたっぷりいただきましょう。

■基本の基本! スタンダードな和風レシピ
揚げびたしとは、素揚げした野菜などをダシや調味料に漬け込むもの。味をなじませるときに冷やすので、暑い夏でもさっぱりと食べられます。

「揚げる」といっても、天ぷらやフライのように大量の油は使わず、フライパンでさっと作ることも可能。まずは、すぐにできるお手軽レシピをご紹介しましょう。

<材料 2人分>
めんつゆ 300cc

※揚げた野菜が半分つかる程度。市販のストレートを使用する場合、お好みで2〜3倍に薄めます。


ナス 2本
オクラ 4本
ズッキーニ 1本

※夏野菜はそのほか、パプリカ、ピーマン、カボチャ、シシトウなど好みのものを複数用意。


食用油 適量

<作り方>
1、野菜を食べやすい大きさにカットして、ペーパータオルなどで水気をふき取る。厚さは5mm〜1cm程度。シシトウを丸ごと揚げる場合は破裂しないように切り込みを入れたり穴を開けたりしておく。

2、水で薄めためんつゆを保存容器に入れる。

3、フライパンに食用油を入れて加熱。材料が浸る程度の量でOK。

4、かたく火の通りにくいものから順に素揚げし、油を切ったら熱いうちに2.へ入れる。

5、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。冷やして味をなじませたらできあがり。

 
市販のめんつゆを使えば、ダシを取る手間が省けます。すりおろしたしょうがや酢をプラスしたり、三杯酢に漬けたりしてもおいしいですよ。
 
 

■もはや揚げびたしとは呼べない? 洋風や中華風にアレンジ
揚げびたしという名前から和食のイメージがありますが、漬け込む調味料を変えれば洋風や中華風に大変身! 飽きのこないさまざまなバリエーションを楽しみましょう。

洋風に仕上げるなら、マリネ液に漬ければOK。わが家では砂糖1、オリーブオイル1に対し、酢を2の割合でマリネ液を作っています。バルサミコ酢を使うと風味が増し、ちょっとおしゃれな一品に。

ごま油と黒酢を使えば中華風になり、野菜のほか、アジのから揚げとも相性抜群です。あとから豆板醤をプラスすると、ピリ辛なおつまみとしても楽しめます。

もっともっと簡単・手軽にすませたいなら、市販のドレッシングを活用するのもいいでしょう。ノンオイルタイプを使えば、ヘルシーに仕上がります。

■余った揚げびたしは、ちょっとひと工夫でパッとリメイク
揚げびたしは常備菜になるとはいえ、夏はなるべく早く食べきりたいところ。一度にたくさん作ってしまうと、同じメニューに子どもも飽きてしまい、余ってしまうこともあります。

一番手軽なリメイクメニューは、漬けだれごとそうめんのトッピングにしてしまうこと。洋風・中華風アレンジでもおいしく楽しめますし、パスタにからめてもOKです。

チーズをのせて焼けば、グラタン風の味わいに。揚げびたしそのものに味がついているので、そのまま焼くだけで、一品でき上がりです。パンと一緒にピザトーストとして楽しむのもおすすめですよ。

和風揚げびたしなら、細かく切ってハンバーグのタネに混ぜれば、和風ハンバーグのでき上がり。肉料理でも野菜がたくさんとれるので、大根おろしでさっぱりといただきましょう。

色の濃い夏野菜の多くは、ビタミンが豊富で、油と一緒にとると栄養を効率よく吸収できる性質(脂溶性)を持っています。揚げものはカロリーが気になりますが、野菜自体が低カロリーなうえ、油少なめで作る揚げびたしなので、夏バテ予防におすすめです。
(丸部りぃ)