英イングランド南部サウサンプトン沖を航行するコンテナ船(2017年5月1日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英政府は15日、欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット、Brexit)後にEUとの一時的な関税同盟を設置することを目指す考えを示した。離脱後のEUとの関係に関する初の詳細な提案を取りまとめた。

 EU加盟諸国は関税同盟によって域内で関税を課せられず商品を移動できる。英国は今回、2019年3月のEU離脱に伴い、単一市場とともに関税同盟からも抜けると表明した。

 EU離脱担当省は声明で、企業のために安定を確保し、新たな関税協定を締結できるようにするため、「期限を区切った履行期間」について合意を求めていくと説明。その上で「EUとの一時的な関税同盟は一つの選択肢になる」と述べた。

 同省は15日中に提案の全文を公表する。

 専門家らはこれまで、英国が離脱前にEUと新たな自由貿易協定(FTA)の交渉に入ることは極めて困難との見方を示している。EU側は貿易交渉の開始にすら応じていないからだ。

 EU離脱担当省は、EUと新たな協定を結ぶまでの「移行期間」に、世界各国と新たな大胆な貿易協定をまとめたい意向を表明。ただ野党・労働党の議員からは、今回の提案は「たんなる願望」を反映したものに過ぎないと批判する声が上がっている。
【翻訳編集】AFPBB News