11日、米国の経済専門家が、韓国のサムスンが「第2のソニー」に転落する危機に直面していると警告した。写真はサムスンのロゴ。

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2017年8月11日、米国の経済専門家が、韓国のサムスンが「第2のソニー」に転落する危機に直面していると警告した。韓国・朝鮮ビズが伝えた。

オバマ大統領時代、米国中小企業庁のチーフアドバイザーを務めたマット・ワインバーグ氏が11日(現地時間)、米インターネットメディア「ハフポスト(HuffPost)」に「サムスンはソニー2.0になるのか」との文章を寄せ、「革新リーダーとしてのサムスンのポジションが、最近置かれている不確実な状況と韓国の政治的激変により揺れている」と診断した。

一時はIT業界で押しも押されもせぬ成功モデルだったソニーが、韓国・中国などの後発企業の追い上げに押され衰退したのと同じ道を、サムスンが歩む可能性があるとの指摘だ。

ワインバーグ氏は「サムスンは『革新はリーダーと追従者とを分かつ基準だ』というアップルの創業者スティーブ・ジョブズの言葉に最もよく符合する成功した企業」と評価しながらも、韓国を揺るがした国政介入事件に関わり逮捕されたサムスンの事実上のトップ・李在鎔(イ・ジェヨン)氏の裁判結果が、サムスンの未来に必然的に影響を与えるだろうと予想した。また、「実際に、混沌(こんとん)としたサムスン内部の雰囲気と経営の空白は、サムスンのグローバル・リーダーシップにも影響している」と分析している。

ワインバーグ氏はまた、サムスンに対する脅威は、財閥改革を指揮する韓国大統領府だけではなく、競合他社からも出てきていると強調、「アップルやソニー、ファーウェイなどが、スマートフォン、バーチャルリアリティー、テレビなどの市場で、サムスン電子のシェアを奪うため虎視眈々(たんたん)と狙っている」と指摘した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは4000を超えるコメントが集まっており、関心の高さがうかがえる。コメント欄には、「世襲体質が改められればサムスンは復活する」「腐敗した企業経営者がいるべき場所は刑務所だ」「李在鎔の不在がリーダーの不在になるの?」「未来戦略のないサムスンは危険」など、サムスンへの否定的な意見が並んだ。

また、ワインバーグ氏の分析に対して、「ソニーの会長は刑務所に行ってないぞ。それでもソニーは元気がなくなった」「ジョブズがいなくなってもアップルは滅びていないが…」「おかしいだろう。李在鎔が刑務所にいる間に、サムスンは過去最高の業績をたたき出しているではないか」など疑問の声とともに、「半導体の業績が下がったら終わりだ。質素な生活をする準備をせねば…」「大丈夫。サムスンが滅びても韓国は滅びないだろう」など、不安な心情をうかがわせるコメントもあった。(翻訳・編集/三田)